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感染爆発、重大局面

3月25日(水)

都知事が午後8時の記者会見で、東京におけるコロナウィルス感染の状況について、

「感染爆発、重大局面」

というフリップをもって、説明していた。

もちろん、このメッセージじたいは、真摯に受けとめなければならないのだが、いくつか、気になることがあった。

たしか2月の終わりに、政府は、

「この1,2週間が瀬戸際」

と述べていた。つまり、1,2週間は自粛しろ、ということで、粛々とそれに従ってきた。

もう2週間はとっくに過ぎたのであるが、今度は、「感染爆発、重大局面」なので、週末の不要不急の外出は自粛しろ、という。

なんかどんどんと、言葉がエスカレートしていくなあ。言葉のインフレである。こうなると、これからはこれよりももっと刺激的な言葉を使わなければ、人々は危機感を持たなくなるということだろう。

もう一つ気になったのは、なぜ、「感染爆発、重大局面」という言葉をわざわざフリップにしたのか、という疑問である。

都知事は、そのフリップを自分の顔の真横にピッタリとつけながら、説明したのである。まるで、新元号を書いた文字を記者たちに向かって見せた官房長官のような仕草である。

しばらくして、気がついた。

そうか。キャッチフレーズをフリップにして、顔の真横にピッタリとつけて説明すれば、テレビやネットニュースなどに、都知事の顔が必ず映り(写り)込むことになる。つまり、都知事がリーダーシップをとって決断しているのだ、という姿を、見せつけることになるのだ。

そのために、「感染爆発、重大局面」という、一件センセーショナルで、それでいて曖昧模糊とした表現を、わざわざフリップにしたのではないだろうか。で、テレビやネットニュースは、まんまとその通り、都知事の「顔付き」で、「感染爆発、重大局面」というフリップを紹介していた。

キャスターの経験のある都知事は、どうすれば自分が印象よく映るのか、ということを、よく知っているのだ。

この国の感染防止対策が後手にまわった理由が、オリンピックにあることは、衆目の一致するところである。首相や都知事は、感染防止対策には「上の空」で、どうしたらオリンピックを開催できるかにばかり気が向いてしまっている。だから感染防止対策を本気で考えることよりも、IOC会長との話し合いを優先させたのだ。そんな時間かあるなら、国内の感染防止対策と経済補償の問題に時間を割けよ!

「町の声」も、アスリートの心配するよりも、自分の心配をしろよ!

政府は時差出勤やテレワークを推奨しているが、現場はあまりそうなっていない。そもそもうちの職場は、もともとテレワークを認めていない職場だったので、テレワークといわれても、その方法がわからない。

お役所系の機関に勤める友人に話を聞いたら、時差出勤を命じられて朝8時に出社することになったのだが、仕事をしていると結局、いつもの退勤時間になってしまうので、結果的に以前よりも長時間労働になっているという。

外資系の企業に勤める友人によると、今は完全にテレワークで自宅待機。出社することはないという。さすが、外資系は徹底している。

笛や太鼓で時差出勤やテレワークを政府が推奨しても、現実にはそうならないことは、構造的な問題である。

まあこんなことはどうでもよい。

それよりも問題なのは、僕が毎日、往復5時間かけて、満員電車で通勤し、職場では密閉された空間の中で会議やら打ち合わせやらをひっきりなしにおこなっているという現状である。

なんとかならないものか。

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コメント

ハァー 外部入館者は 立ち入り コリャ 禁止だヨー
うまいバーガー屋も エーマター 「Close」札 下ァがる

小原 こぶ助さん なんで時間つーぶした
朝出 2時間 運転 台無しで
帰りは ラーメン やけ食いだ
ハァ もっともダー もっともダー

投稿: 小原こぶ助 | 2020年3月26日 (木) 11時12分

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