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親知らずを抜きました

、、3月21日(土)

この1年近く、近所の歯科医院にずっと通っている。

以前に歯科医院に行ったのが、まだ「前の職場」にいた時代で、2013年なので、実に7年ぶりである。

詰め物が取れたことがきっかけで通うことにしたのだが、この際、歯を全部治療してもらおうということになった。

心配なのは、歯科医院での待ち時間である。

7年前に通っていた歯科医院では、予約をしても何時間も待たされ、挙げ句の果てに歯科医の床屋談義を延々と聞かされるという、最悪の体験をしたのだった。

これが、歯医者に対する僕のイメージを、完全に決定づけてしまった。つまり「最悪」というイメージである。歯医者ってのは、どこもそんな感じなんだろうか?

だが、いま通っている歯科医院は決してそんなことはなかった。僕の歯医者に対するイメージは、がらっと変わったのである。

以前通っていたところは個人医院で、歯医者さんが1人だけだったが、いま通っているところは、医者の先生が何人もいる。1人の先生にずっと診てもらうのが理想なのだろうが、シフトの関係で、なかなか同じ先生にあたるということはない。なので、治療日によって先生が替わるなんてことがざらである。向こうは名前を名乗らないし、しかも全員マスクもしているので、なんという先生に診察してもらっているのかが、わからない。

予約した時間は、きっちり守られる。なぜなら、1人あたりの診療時間が、30分と決められているからである。つまり、30分でできる診療がおこなわれるのであり、それを越える場合は、次回の診察にまわされる。まるで「流れ作業」だ。

こうして、ちょっとずつちょっとずつ診察しているので、僕の場合も、すでに1年近く通っていることになるのだ。

これって、ずいぶん儲かるよねえ。1人あたりの診察時間を30分と決めて、何度も通わせるのだから。もっとも僕の場合、たんに治療箇所が多いからだけかも知れない。

それと、ビックリしたのは、全然痛くないのである。

むかしは、歯医者の麻酔があまりにも痛くて、それがトラウマになっていたりしたのだが、いまは、本番の麻酔注射が痛くないように、その前に表面麻酔というのをしている。麻酔注射のための麻酔なのだろう。

僕は以前に通っていた歯医者と、まるで異なるシステムになっていることに、とても驚いた。というか、これがふつうなのか?よくわからない。

さて、僕の歯の治療もいよいよ大詰めである(歯医者だけに)。親知らずを抜くという初体験の大イベントである!

いままで親知らずをほうっておいたのだが、前回の治療のとき、「親知らずを抜いた方がいいですねえ」と言われ、覚悟を決めたのだった。

親知らずを抜いたことがないのでわからないのだが、なんとなくいままでいろんな人の話を聞いたところでは、とても痛い、という噂である。これは困った。僕は痛いのが苦手である。前日の晩から、そのことが気になってよく寝られなかった。

(どんなに歯の治療が進歩しても、親知らずを抜くことだけは痛みが変わらないのではないだろうか…)

と、重い足取りで歯科医院に向かった。

午前10時。診察予定の時間だが、名前が呼ばれない。10分たっても15分たっても呼ばれない。

(おかしいな。いつもはこんなことはないのに)

そのことがよけいに、僕を不安にさせた。

10時17分に名前が呼ばれ、診療台に向かう。

(今日は時間がかかるのだろうか。親知らずを抜くという大事業だから、1時間以上はかかるのかな…)

と不安に思いながら、診療台に座る。

担当の先生は、いままでに診てもらったことのない、初対面の先生である。

(おいおい、今日に限って、初対面の先生かよ!)

このことがさらに僕を不安にさせた。

「これから親知らずを抜きます」

「よろしくお願いします」

「体調は万全ですか?」

「た、体調???あ、はい…。大丈夫だと…思います」

(親知らずを抜くには、体調が万全でないとダメなのかよ!)

僕の不安は頂点に達した。

…しかし、僕の悪い予想は、裏切られた。

いつものように、表面麻酔からの麻酔注射。ここまでは通常どおり。それから親知らずを抜く時間じたいは、1分もかからなかったであろう。

「はい、抜きました」

(えええぇぇぇっ!!!こんだけ???)

「血が出ていますので、15分間は、ガーゼを噛んでいて下さい」

「はい」

「食事は麻酔が切れる2時間後ぐらいからなら大丈夫です」

「はい」

「炎症を抑える薬と、痛み止めを処方しますから、炎症を抑える薬は毎食後に、痛み止めは、痛いときに適宜飲んで下さい」

「わかりました」

麻酔が切れたあと、どんだけ痛いんだろう?と、これまた不安だったが、思ったほどの痛みではなかった。

次回は、もう一つ残っている親知らずを抜くことになっている。今回よりも、少し厄介なのだそうだ。

少し厄介、ということは、今回よりも痛いのだろうか。

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