新幹線日帰り出張
3月16日(月)
日帰りで西に向かう。新幹線と在来線を乗り継いで、3時間以上かかる場所である。
3年後くらいに大きなイベントを担当することになってしまい、そのために、これからお世話になるところにご挨拶にうかがうことにしたのである。手始めに、昨年(2019年)の1月にも一度訪れたことのある、関西のある大学を訪問することにした。
こういう下交渉というのは、実に苦手である。もともと非社交的で、座持ちが悪いので、どうしてよいかわからなくなる。だが仕事なので仕方がない。
以前にもお会いしたベテランのスタッフの方のとなりに、若手の方がおられた。
「はじめまして」
と名刺交換をすると、
「鬼瓦先生、以前、M市に何度か来られてましたよね」
という。
「はあ」
九州のM市には、2016年度から2018年度の3年間のプロジェクトの際に、3回ほど訪れたことがある。
「私、ここに来る以前は、M市につとめておりまして、鬼瓦先生がM市に来られたときに、Kさんの部下として同席しておりました」
「そうでしたか!」
…といっても、まことに申し訳ないことに、記憶がない。
そのときのプロジェクトでは、おもにkさんという方と一緒に仕事をしたのだが、その方は、Kさんの部下として、その場に居合わせていたというのだ。
こういうときって、実になんというか、決まりが悪い。
相手は自分のことを覚えていても、自分が相手のことを覚えていないというのは、相手にとって感じ悪いことではないだろうか。そう思うと、つい、自己嫌悪に陥ってしまうのである。
あとでインターネットで調べてみると、その方は、どうも2017年4月にいまの職場に移られたらしい。僕が九州のM市を訪れたのは、2015年の3月11日と、2016年の8月と、2018年の12月の3回だったので、おそらく、2015年の3月か2016年の8月に訪れたときにお目にかかったのであろう。
それにしても、九州のM市から関西の大学へと、一見まったくつながりのない職場に移られたにもかかわらず、僕がその二つの職場に関わって、しかもまったく別のプロジェクトで、その方とお目にかかるというのは、なんという奇跡であろうか。
我ながら引きが強いと思わざるを得ないが、もうあんまり驚かなくなった。人はいろいろなところでつながっているのだ。
その方には、今度のプロジェクトに正式に加わっていただくことになった。僕にとってみれば、以前にお目にかかったことがあるという気安さで、グンと仕事がやりやすくなった。
こういうことがあると、ちょっとした出会いも、おろそかにしてはいけないものだと、痛感する。
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