« サイレント作戦と自粛警察 | トップページ | 空想の翼で駆け、現実の山野を往かん »

アレなマスクが届きました

5月15日(金)

これは、記録として書きとどめておくのだが。

ついに我が家にも「アレなマスク」が届きました!

『日本経済新聞』の4月1日付けの記事

「…首相は1日、首相官邸で開いた新型コロナウイルス感染症対策本部で、全世帯に再利用可能な布マスクを配布すると表明した。1住所あたり2枚ずつ配る方針で「再来週以降、感染者数が多い都道府県から順次配布を開始する」と語った。来週決定する経済対策に国が買い上げる費用を盛り込む。

全国5000万あまりの世帯に配る。首相は「来月にかけて1億枚を確保するメドがたった」と述べた。「急激に拡大するマスク需要に対応する上で極めて有効だ」との認識も示した。」

最初に「マスクを配る!」と宣言してから、1か月半ぶりに届いたことになる。

僕の住んでいる町は、そこそこ都内に近いところにあるのだが、それでもこのスピードである。こぶぎさんの家に届くのは、いつになるやら。

いざ、届いたマスクを見てみると、…かなり脱力するぞ。ノスタルジーを感じるぞ。

小田嶋隆さんが、「1枚は鼻用、もう1枚は口用」といっていたが、顔のでかい僕にとっては、それくらい小さなマスクである。

「アレなマスク」の製造業者が取材に答えて、こんなことを言っていた。

「布マスクは1枚のガーゼを折りたたんでいるだけ。一般的にドラッグストアやコンビニで販売されている、サージカルマスクの方が安くて性能はいいと思う。一度、自分で作った布マスクを洗って試したら、縮んでしまい、使い物にならなかった」

うーむ。ますます脱力。

竹槍で敵の戦闘機に立ち向かうとは、こういうことか。

休業を余儀なくされ、かといって政府からなんの補償もされずにこの先の希望が持てなくなってしまっている人が、郵便受けに入っている「アレなマスク」を見たら、どう思うのだろうか。

やはり「ありがたい」と思うのだろうか。「ふざけるな」と思う僕は、ひねくれ者だろうか。

|

« サイレント作戦と自粛警察 | トップページ | 空想の翼で駆け、現実の山野を往かん »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

こちらには全然来る気配もないんですが、

ムダノマスクなんか来なくても、この地はYZ公ゆかりの織物のまちなので、地元で作った布マスクが買えるんですけど(通販もしてますので、よい子のみなさんもいかが?)。

そもそも、布マスクの性能でよければ、ハンケチマスクで十分なので、その予算を検査数増加や医療に回せばよい。

それに国が無料で配ったら、小売業者に儲けが回らないんですけど。

エリートパニックですな。

歴史は繰り返すというけど、社会心理も繰り返されると実感してます。

投稿: コブギマスク | 2020年5月16日 (土) 07時54分

都会に遅れること1か月弱。

ようやくアレなマスクが届いた。

しかし、明日は気温35度の猛暑予想。

熱中症予防でマスクは外せ、とお上からのお達しだ。

もう布マスクは間に合っているし、ホームセンターに行けば、山積された箱売り紙マスクがドーンとお出迎えしてくれる。

気になって、韓国のマスク事情を現地ニュースでみると、あちらも夏に向けて、薄手の歯科用マスクや飛沫遮断用マスクが即時完売しているらしい。

かくゆう日本でも、前代未聞の「夏マスク」商戦が始まっている。

こちらには自販機で冷やした「冷たいマスク」が売られているらしいが、たぶん最初しか効果がない。

「冷感マスク」と言っても、冷感パッドを敷いて寝た経験からして、絶えず寝返りを打って寝る場所を変えないとすぐ冷たくなくなってしまうから、マスクも絶えずつけたり外したりしなきゃならない。

ならばと言って、夏場はこの生地でできたTシャツしか着ないけれど、吸湿速乾・通気性素材のマスクって、役に立つのか。

もうアレなマスクはいらないから、

今度はアレな夏マスクがほしい。

投稿: マスクこわい(こぶぎ) | 2020年6月 9日 (火) 21時48分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« サイレント作戦と自粛警察 | トップページ | 空想の翼で駆け、現実の山野を往かん »