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眠れない日々

なかなか眠れない日々が続く。

ようやく眠りについたと思ったら、今度は夢を見る。どちらかというと、あまり愉快ではない夢である。悪夢というべきか。

起きてしばらくすると忘れてしまうのだが、悪い夢だったという記憶だけは残っている。

最近、ラジオ番組をいろいろ聴いていると、パーソナリティーがフリートークで自分が見た夢の話をする、というパターンがよくあるような気がする。気のせいだろうか。外出自粛でとくに喋る話題がないからかもしれないが、そうではなく、行動がかなり制約されているなかで、僕と同じように心が不安定になったりストレスがたまったりして、実際に夢を見る頻度がふだんよりも多いことを意味しているとは考えられないだろうか。専門家でないので、よくわからない。

僕以外の人たちはどうなんだろう。こんな状況の中でも、夢を見ずにぐっすりと眠れているのだろうか。

コロナ禍が起きる前によく見ていた夢は、「前の職場に、僕の仕事部屋がまだ残っている」という夢だった。

もちろんいまは、職場が変わったので、前の職場に自分の仕事部屋が残っているはずはない。それどころか、実際には職場が変わって以降、前の職場を訪ねることは何度かあったものの、自分の仕事部屋があったフロアーには近づきもしなかった。

しかし夢の中ではなぜか、まだ僕の仕事部屋があけ渡されておらず、僕は時々、その仕事部屋を訪れては、早くあけ渡さなくてはと、少しずつ荷物を整理するのである。その間、誰かと会うというわけでもない。

僕は車で、前の職場があった町を走ったり、ときには「前の前の職場」があった町まで運転したりするのだが、それらの町は、僕が知っている町の姿とは微妙に、というかかなり異なっている。だが夢の中では、その町が、自分がかつて住んでいた町だとはっきりと認識しているのだ。

…なんか書いていて頭がグラングランしてきた。夢の話はナンダカヨクワカラナイ。

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コメント

オールドノーマル

マスコミでは「新型コロナウィルス感染防止の自粛要請で、外出できなくてストレスだ」といった街頭インタビューばかり報じているが、実は、筆者はそれほど苦痛ではない。むしろ楽である。

締め切りがために、せっかく天気がいいのに我慢してワープロに向かう生活スタイルを20年来続けているので、「新しい生活様式」は筆者にとっては「古い生活様式」、新常態(ニューノーマル)ならぬ「オールドノーマル」なのであった。

確かに、絵にかいたような未来予想図が、急速に日常化しつつある。助手の小林君とテレビ電話で話す日が来るとは、2か月前には予想だにしなかったことだ。

が、そもそも日常の仕事の大半を占めていたメールと内線電話など、職場に行かなくても在宅勤務で十二分に済む話であった。家にいれば訪問者に邪魔されず、外着に着替える必要もなく、台所で毎食調理ができるので、無駄な支度時間がいらない。自炊と自転車乗りが増えて、体重もストレスも順調に減っている。

暇は発明の母である。ひまつぶしに始めた「自宅内湯治」や「自宅内車中泊」も一段落したので、ブームに違わず、今は断捨離を敢行している。

自宅では、清掃工場へ自己搬入するほど家財道具を捨てたので、残るは職場の大掃除だ。

捨てる勇気と勢いのあるうちに思い切って、古い本も書類も旅行で集めたパンフレットも、みんな捨てた。それでも本の置き場所がなくて、平台車にスチール本棚を乗せて移動式本棚を作った。かつてOQ先生が作ると言っていた、キャスター付きの動く本棚を実現したのである。

ただし、とても不安定で地震で倒れること請け合いなので、よい子の読者のみなさんには一切おすすめできない。

こうして段ボールの山をかき分けて、その奥にある本棚に10年ぶりにたどり着いた。

あることも忘れていた本ばかり並んでいたが、とにかく断捨離してスペースを作らないと、本を並べる場所がない。

時の止まった本棚から本を抜き出して、思い出に浸りながら読むとは、まさにオールドノーマルそのものだろう。

ここにあった。

モーパッサンの「首かざり」(韓国語版)が出てきた。鬼瓦さんが帰国した時にもらったものだ。でも、人間の大きな鼻だけがお盆の上に載っているという、気味悪い挿絵を見て、そのまま本棚入りとなっていたのだった。

韓国語力がアップした今、読み返してみると、数ページくらいの短編が集められていて、めちゃくちゃ読みやすいではないか。しかも「ジャングルブック」とか「ドリトル先生」などがラインアップされたシリーズ本の1冊で、青少年向けのやさしい内容だったのである。

「親の心子知らず」とはこのことだ。

早速「これは学生に読ませなくちゃ」と10年本棚から抜き出して、デスク脇の積読本の山に移動した。

でも、待てよ。

この本を読まされた学生も、「気持ち悪い挿絵の本を課題にして、なにこの先生」と思うんだろうなあ。

投稿: 古いこぶぎ | 2020年5月29日 (金) 09時02分

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