ノヅラでドン!2回目
5月24日(月)
緊急事態宣言が解除されるって言ったって、まだまだ安心はできないのだが、2歳の娘が、イヤイヤ期ど真ん中で、家にいると大声で泣き出したり、ところかまわずモノを投げたり、挙げ句の果てに親に向かって暴力を振るったりするので、こっちもすっかりまいってしまい、午前中に娘を連れて散歩に行くことにした。
通院以外で外出するのは、何日ぶりだろう?
僕の住むマンションのすぐ近くに、「○○の里公園」という小さな公園がある。公園といっても、遊具があるわけではなく、全体に芝が敷かれていて、所々に木々があり、地形に沿って傾斜している「平岸高台公園」みたいな感じの公園である。わかる人だけがわかればよろしい。
僕は、髭ヅラで、髪もぼさぼさのまま、「着ていれば服、道に落ちていればボロ布」という感じの服とズボンをとりあえず着て、財布も何も持たずに、娘の手を引いて公園に向かった。
しばらく公園のなかを歩き回っていると、
「あら、○○ちゃん!」
と、娘の名前を呼ぶ声がした。
声の方を見ると、娘と同じくらいの女の子と、そのお母さん。
おそらく、保育園の同じクラスのお友達なんだろう、ということはわかったが、お母さんはマスクをしているので、顔がよくわからない。そのお友達の顔を見て思い出そうとするのだが、どうも自信がない。
お友だちの方は、僕の娘のことを、保育園のお友だちだとすぐにわかったみたいだが、うちの娘の方は、相手を見てもやはりピンときていない様子。
話しているうちに、どうやら娘と同じ名前の○○ちゃんだということがわかった。
娘と同じ名前の○○ちゃんは、保育園の同じクラスで、しかも同じ名前だということで、仲がよいお友だちである。どうしてすぐにピンとこなかったんだろう?
そのお友だちは、保育園がまだ登園自粛前だったときとくらべると、顔がふっくらとして、ちょっと会わない間に、ずいぶんと印象が変わってしまったのである。おそらくそれが、ピンとこなかった理由だろう。ま、こちらも他人様のことは言えないのだが。
それでも、保育園で遊んでいたときのことを思い出して、だんだんと仲良くなり、一緒に歩いたり、手をつないだりして遊んでいた。
いちばん心配だったのが、ふだん娘が僕に対している仕打ち、つまり、暴力を振るったりわがままを言ったり、人のものをとったりといった行動を、そのお友だちに対してもするのではないか、ということだったのだが、とくにトラブルもなく、仲良く遊んでいたので、ホッとしたのである。
僕は僕で、ほんの少しだけれど、保護者同士の情報交換ができて、日頃の子育てに対する不安から、少しだけ解放された。
「ずいぶんとお父さんになついてますねえ」
「いえいえ、とんでもない!家ではいつも全力で拒否されているんですよ」
「まだ、抱っこしないと寝てくれないんですか?」
前に、保護者会の席で、娘はいまだに抱っこをして歩きまわらないと、寝てくれない、という悩みをみんなの前で言ったことがあったことを、覚えていたようだった。
「ええ。昨晩も抱っこしながら寝かしつけました」
「だんだん重くなるから、たいへんでしょう」
「ええ、12㎏くらいはありますからね」
こういうときこそ、オンライン保護者会をやって、在宅で育児していることの悩みを言い合うといったことをすれば、かなり気持ち的にも楽になるだろうに、ということを思いついたのは、あとになってからである。
娘のお友だちが、娘と一緒に遊んでくれたおかげで、午前中のお散歩はなんとか間を持たせることができた。
僕も久しぶりに日差しの強い時間に長時間外出してすっかり疲れてしまったが、ストレスが少しだけ解消された。
それにしても、ひどいノヅラのときに限って、知っている人に会うというのはどういうことだろう。次に散歩に行くときは、誰に会うかわからないから、ちゃんとした格好で外に出ることにしよう。
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