まったくやる気が出ない
この2週間ほど、まったくやる気が出ない。
やらなければいけない仕事は山ほどあるのに、それがまったく手につかない。
というか、コロナ禍による自粛生活が始まって以降、まったくやる気が起きないのである。それに加えてこの夏は、尋常じゃない暑さである。みんなよく仕事をやっているなあ。
困ったなあ、と思い、「まったくやる気が出ない」というワードで検索したら、一番上に来た記事のなかに、その原因の一つとしてこんなことが書かれていた。
「決断することが多過ぎると脳が疲弊する」
なるほど、いまの俺はこれだな。
今年度から、職場に行けば、決断をしなければならないことがあまりにも多くなった。今日だって、午後だけで打ち合わせが3つもあり、いずれも決断をしなければならない局面に追い込まれた。
しかし決断というのは、うまくいかない場合が多く、取り繕ったり謝罪をしたり、なんてことがじつに多い。
こんなことが多いので、決めたことが今後また失敗に終わるのではないかと思うと、そのことばかりが気になって、決断をすること自体が面倒になってしまい、どうしても先送りしたくなってしまう。
さて、この記事を読み進めてみると、
「大きな決断をいくつもしなければならない状況にいると、やる気が急速に失せていきます。米紙ニューヨークタイムズの記事で、John Tiernyさんはその問題について以下のように言っています。
いつもは普通の人が、同僚や家族に急に怒ったり、洋服に散財したり、ジャンクフードを買って食べたり、ディーラーの勧めるままに新車に錆び止めをしたりするのは、決断疲れのせいです。どんなに正気を保とうとがんばっても、決断を変えることはできません。肉体的に疲れているのとは違い、自分が疲れているということに気付かないうちに、精神的なエネルギーが低下しているのです。1日中、選択をすればするほど、脳はどんどん選択することが難しくなり、結局楽な道を探そうとするのです。
これは何も仕事の大きな決断に限ったことではありません。小さな決断をたくさんしなければならない時も、ゆっくりと徐々に同じように疲れていきます。大きさに関係なく、日々自分がしなければならない決断の数を管理できない場合は、繰り返し快楽や衝動に走ることになるでしょう。」
とある。ますますいまの僕にぴったりの症状である。やる気が出ない原因は、決断することが多すぎて、脳が疲弊していたのである。決断疲れで、つい楽な道を探そうとしてしまうのだ。
では、やる気を取り戻すにはどうしたらいいのか?この文章の下に、
「やる気を取り戻す方法」
という項目があった。これだよこれ!さっそく読み進めてみよう。
「やる気を回復させるには、「やる気をなくす原因を断ち切ること」と「やる気を取り戻す最初の一歩」を組み合わせます。社会的に拒絶された場合は、落ち込んで何もしたくなくなりますが、問題と向き合わなければなりません。おそらく、相手が拒絶したくなるようなことを何かやっているのでしょう。もしくは、嫌な人たちと付き合っているだけかもしれません。あなたを拒絶した人と話して、原因を突き止めましょう。自分に原因があるならそれを正す方法を探し、相手に原因があるなら何とか対処してみましょう。問題が解決できなかった場合は、常に社会的に拒絶されているのは健康に良くないので、環境を変えることも考えた方がいいかもしれません。
やる気が出ない理由が、自分の身体的な欲求を満たしていないだけなら、問題を解決するのは簡単です。前述の通り、毎日自分の記録を付ければ、簡単に原因を突き止めることができます。身体的な欲求を満たしていないせいだと分かったら、最初にそれを解決すればいいだけです。
決断ばかりしているせいだとしたら、すべての選択を管理するのは難しいです。この問題を解決するには、タスクではなく決断リストを作りましょう。そうすれば、いつどんな決断に迫られる必要があるか、わかるようになります。その決断をいくつか分けて、1日にたくさんの決断をしなくてもいいようにしましょう。思いがけない決断に迫られたら、できるだけそれを避けます。スーパーやコンビニで何を買おうか考える、というような小さなことでも、決断のうちに入っていることをお忘れなく。
結局、自分が本当にやりたいことが何なのかを見つけることです。部屋をきれいに片付けたいのかもしれないし、ゲームを作るというようなもっとワクワクすることかもしれません。自分の時間を5分作り、どんなことでもいいので、自分がやりたいことをほんの少しでも実現しましょう。次の日には、さらにもう少しだけ前に進めましょう。毎回ほんの少しずつでも何かを実行していけば、おのずと道がひらけます。どんなに小さなことでも、毎日少しずつ実現し始めると、前進させるのがどんどん楽になります。つまり、少しでも始めることが大事なのです。
この方法が、少しでもお役に立てることを願います。やる気をなくしていた原因に勝てれば、すぐにやる気は戻ってきます。」
なるほど、じつに明快な答えである。
ただ、「決断リストを作る」こと自体が、憂鬱な行為だなあ。
「自分の時間を5分作り、自分のやりたいことをほんの少しでも実現しましょう」というのは、よくわかる。僕にとってそれは、このブログを書くことである。
ただ、こういう無駄な文章を書くことが、やる気を出すことにつながっているのかどうかは、いまだにわからない。
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