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真夜中のリハーサル

8月27日(木)、23時30分

9月5日(土)に「前の勤務地」の映画館で上映されるドキュメンタリー映画の「オンライン舞台挨拶」に監督と一緒に出ることになったのだが、今日はその動作確認を行った。

どうして23時30分という遅い時間に動作確認を行うことになったかというと、その映画館で映画の上映が終わるのが23時過ぎで、実際の上映館を使って「オンライン舞台挨拶」のリハーサルをするためには、映画の上映が終わってからでないとダメだからである。

僕は自宅にいるから問題はないが、実行委員の方々は、その時間に映画館にいるというのだから、遅くまで大変である。

僕は2歳5か月になった娘を必死で寝かしつけて、教えられたアカウントで23時30分にZoom会議システムに入室した。

するとそこには、会場となる上映館が映し出されていた。

懐かしい。「前の勤務地」にいた頃、よくマイナーな映画やドキュメンタリー映画を観に通ったものだ。

僕は実行委員のみなさんに挨拶をした。当日の主役のO監督もすでに入室していた。

さて、「オンライン舞台挨拶」というのは、どのようにやるのか?

上映会場とO監督と私の三者をZoom会議システムでつなぐ。それを、映画のスクリーンに映し出すのである。

つまり、僕の顔が、映画のスクリーンにドーンと映し出されるわけだ。

ついに銀幕デビューですよ!!!

言うは易しで、実際にこのやり方がそう簡単にできるわけではない。実行委員の方々は、どのようにしたらスムーズに進行できるかを、いろいろと試行錯誤していた。実行委員の方々の並々ならぬ熱意を見るようであった。

映画館の中なので、たぶんWi-Fi環境もそれほどよいとはいえないのかもしれない。会場からの画面はしばしばフリーズしていた。

若干の不安は残ったが、ひとまず動作確認は終了した。

「これから本番までの打ち合わせは、グループLINEで行います。鬼瓦先生、LINEのアカウントはお持ちですか?」

と実行委員のKさん。

「ええ、まあ。ただどうすれば私のアカウントがみなさんに伝わるんでしょうか」

僕はほとんどLINEの使い方を知らない。

「では、私から先生のメールアドレスにQRコードを送りますので、それを読み取っていただければ大丈夫です」

「はぁ」

ナンダカヨクワカラナイが、ひとまず言われたとおりにしてみると、知らないうちにグループLINEに参加していた。

そこから、怒濤のLINEの応酬である。みんな使い慣れているから、打つの早いなあ。僕が返信しようともたもたしていると次々にメッセージが入ってくるので、僕のメッセージが変なタイミングで入ることになる。

「当日はリアルタイムでグループLINEに連絡を入れていきますので、グループLINEから目を離さないでください」

「はぁ」

もう一つ困ったことがあった。それは、僕のスマホが壊れかけていることである。

かなりの頻度で電源が入らないことが多く、電源が入るまでに数分かかることがある。それに、4Gの回線の速度が異様に遅い。イメージとしてはダイヤル回線でインターネットにつないでるようなものである。つまりスマホは瀕死の状況なのだ。

当日、スマホの電源がスムーズに入ることを祈るばかりである。

さらにもう一つ困ったことがあった。

「あのう、ぜひご自身のSNSとかで宣伝してください。一人でも多くの方に来てもらいたいので」

「はぁ」

しかし僕にビックリするほど集客力がないことは、すでにいろいろなイベントで証明済みである。こっちが勇んで宣伝をしても、最終的に恥をかくだけなのだ。

どうせ個別に宣伝をしても、

「行きたいです!でもその日はちょと…」

と、落語の「寝床」のような展開になるのがオチである。

かといって、このブログで、

「ある映画館で上映されるある映画の、9月5日(土)の初回上映の後に、オンライン舞台挨拶をしますので、ぜひ来てください」

と宣伝しても、固有名詞がひとっつもないからナンダカヨクワカラナイ。

まったく、どうしたらいいものか。

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