イベント準備、大詰めの2日目
9月25日(金)
今日も朝から、会議の時間以外はイベント会場に張り付いて準備していた。
…といっても、作業にはいろいろと順番というものがあり、のべつ準備しているわけではない。待ちの時間のほうがむしろ長いかもしれない。
たとえて言えば、映画とかTVドラマの撮影みたいなものか。「待つのが仕事」みたいな。もっとも、映画とかドラマに出演した経験がないのでこのたとえが合っているのかどうかわからない。
映画やドラマだと、大勢いる出演者のスケジュールを調整して、撮影全体の進行表みたいなものをあらかじめ作っておくと思うのだが、こっちはそんなものがない、というか作れないので、「できるところから始める」という最も原始的な方法をとらざるを得ない。
しかも、前回述べたように、「できているはずのもの」がまだできていなかったり、「来るべきもの」がまだ来ていなかったりするのである!
これも映画やドラマにたとえていえば、大道具や小道具がまだそろっていない、ということなのだ。
厳密に言えば、大道具のほうは、最初の段階で「セット」を組んでしまうので、あとはそこに小道具を当てはめていけばいいことになるのだが、大道具の一部がまだ納品されていないため、うかつに小道具を当てはめることもできない。「納品待ち」をしている状態なのだ。
脚本家が遅筆で、撮影に間に合うかやきもきする、みたいなことも、ドラマの世界ではあるようだが、この点も同じである。脚本が校了しなければ、それに合わせたセットも組めなくなる。いま遅れている大道具の一部というのは、まさにそれなのだ。
さらにさらに、小道具の納品もまだのところが多い。今回はイベントが始まるギリギリまで、小道具の納品を待たなければならないという「綱渡り」があらかじめ約束されている。
おそらく通常の場合は、
脚本の校了→セットの完成→小道具の納品→現場での撮影
という手順、つまり撮影の段階では脚本もセットも完成し、小道具もすべて納品されたうえで撮影にのぞまなければならないはずなのだが、今回のイベントの場合は、脚本校了に向けての作業と、小道具の五月雨式の納品と、現場での撮影が、同時進行なのである。
うん、これはかなりヤバいね。わかる人にはわかるだろうか。
とくにイベント会場の後半部分は、まったく手つかずの状態なのだが、大丈夫だろうか…?
実質の作業日は、あと5日。「半沢直樹」みたいに、「間に合いませんでした」、みたいなことにならないだろうか?
しかし、みんなどこか、楽観的である。
みんな、絶対に間に合うと信じている。僕もそうである。
いや、たんに先のことは考えないことにしているのかもしれない。
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