仕事のひと山
10月20日(火)
なかば恒例となってしまったが明日からは3日間の隔離生活。来週は在宅勤務をするつもりなので、事実上、今日は10月最後の出勤日である。
しかも火曜日は会議日。1週間のうちでいちばん忙しい曜日である。今日のうちに、あれこれと仕事を片づけておかなければならない。
朝6時に家を出て、8時半頃に職場に到着。9時半からイベントがオープンするので、その前の9時に、イベント会場の模様替えをしなければならない。
それが終わると10時から社長室で2時間の打ち合わせ。
お昼休みのあとは、1時から3時間にわたる全体会議。僕が提案する議題が、破綻することなく承認されるよう、薄氷を踏む思いで会議を乗り切る。
それが終わると、各方面にメールやら、書類作成やら、事務方で作成した書類のチェックやらに追われる。
この4月から妙な役職に就いてしまったばかりに、会議やら打ち合わせの数が格段に増えてしまった。
事務的なことは、係のスタッフ3人に、いろいろとお願いしている。僕は、係のスタッフが迷わないように、いろいろなことを判断し、いろいろなことを指示しなければならない。
僕には政策能力もなければ、事務処理能力もないので、ひたすら誠実に対応するしかない。
新しいことは何も生み出せないかもしれないけれど、ともに悩み、ともに考える、というスタンスしか、僕には道がない。
係のスタッフの仕事の展望が、少しでも開かれるような判断をしていくしかないのだ。
半年かかって、どれだけ信頼関係が築けたか、よくわからない。
すっかり日の暮れた時間に、係のスタッフのうちの2人が、僕の仕事部屋のドアをたたいた。
「今日はお疲れさまでした」
「お疲れさまでした」
「今日はこれで失礼します」
わざわざそんなことを言いに来ることはないのだ。僕にことわって退勤する必要などないのである。現に、いままでそんなことはなかった。
「あの…、聞きました。明日から…」
「ええ。ご迷惑かけます」
「いえ、どうかお大事にしてください」
「ありがとうございます」
僕にとっても係のスタッフにとっても、今日はひとまず、仕事のひと山を越えた日だった。
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