A4用紙1枚の憂鬱
11月12日(木)
昨日は在宅勤務だったのだが、上司から出された宿題を、金曜日までに提出しなければならず、丸一日、悩みに悩んだ。
宿題が出されたのは、先月末だったと記憶している。それから、同僚2人と相談し、僕がそれをまとめることになったのだが、どうにもやる気が起きない。
結局、問題を先送りにしたまま、宿題提出の2日前になった。
(これは、さすがにやらないとヤバいぞ)
だがやる気が起きない。
午後になってようやくパソコンに向き合う気になって、
うーん、うーん、うーん、うーん。
と悩みながら、むりやりにひねり出して、A4用紙1枚の原稿として形を整えた。
A4用紙1枚の簡単な提案書を書くのに、結局、丸一日使ってしまったのである。
そしてようやく書き上げた提案書を、今日の午前、2人の同僚に見せて相談したところ、
「これでいいと思いますよ。そうとう苦労されたでしょう」
「ええ」
なんとか同僚2人のお墨付きをもらったので、ギリギリ、明日の宿題提出には間に合った。ただし、上司が「こんなんじゃダメだ」という可能性もまだ残っているので、心は晴れない。
さて今日は、A4用紙を1枚使って、もう一つ書くものがあった。
それは、ラジオ番組へのファンレターである!!
僕が愛聴しているラジオ番組で昨日(水曜日)、開催中のうちの職場のイベントのことが思いもよらず紹介されたので、一リスナーとして、お礼の手紙を書くことにしたのである。
実は、今回のイベントと、そのラジオ番組とは、不思議な縁があるのだ。そのことをどうしてもパーソナリティーに伝えたかったのである。
ラジオ番組に手紙を書くのは、小学校6年の時にNHKラジオ第一の「おしゃべり歌謡曲」にはがきを出して、それが読まれて以来だから、じつに40年ぶりである。
今回は、別に番組内で読まれなくてもかまわない。こちらの思いがパーソナリティーに伝われば、それで満足なのだ。
ラジオ番組に手紙を書こうと思ったもう一つの動機は、先日、高校の後輩が自分の好きなパーソナリティーが出演するラジオ番組に投稿して、それが番組で読まれたという体験を聞いたからである。よし、じゃあ俺も、と、勇気を振り絞って手紙を書くことにしたのである。
お昼休みに、おにぎりをかじりながら書き始めたら、あれよあれよという間に、A4用紙1枚分のファンレターが完成した。
なんなんだこの違いは!!
同じA4用紙1枚の原稿でも、気の進まない原稿は何日経っても書けない。しかし、気持ちが乗ったときの原稿はあっという間に書けてしまう。
くり返すが、別に番組内で読まれなくたっていいのだ。というか、読んでほしくない。
僕はドキドキしながら封をして、封書の表に宛名を書き、郵便局に投函した。こんなドキドキ感は、久しぶりである。
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