ピンクのマスク
1月9日(土)
夕方、たまたまTBSテレビの「報道特集」を娘の遊び相手をしながら見ていたら、ちょうど台湾の新型コロナ感染症対策についての特集をやっていた。その中で、こんなエピソードを紹介していた。
台湾政府が、新型コロナ感染症についての専用ホットラインを開設した。すると、ある小学生の男の子から電話があった。
「クラスの男子は全員青いマスクなのに、僕はピンクのマスクしか手に入りませんでした。僕だけピンクのマスクを着けて登校するのは恥ずかしくて、学校に行きたくありません」
すると翌日。
新型コロナウィルス対策本部の記者会見で、本部長以下全員(全員、男性だったと思う)が、ピンクのマスクを着けて記者会見場に現れた。そして本部長が、カメラの前でこう言った。
「マスクの色は(感染対策に)関係ありません。男の子がピンクのマスクを着けても、恥ずかしいと思うことはありません。私は子どもの頃、ピンク・パンサーが大好きでした」
僕は、「おかあさんといっしょ」で昨年度の「月歌」だった「きみイロ」という歌を思い出した。
「ひとりひとりは イロちがい
きみだけのイロをさがすんだ
7つよりそいあえば
きらきらのにじ
イロイロ とりどりのイロ
みんながイロイロな イロもって
あんなイロ こんなイロ どんなイロ
たったひとつ きみイロ」(作詞作曲 えだまめンズ)
番組ではほかにも、徹底した情報公開とか、理にかなった感染防止対策とか、記者会見を時間無制限にするとか、さまざまな方法で、台湾政府と国民との信頼関係を構築していったことを紹介していた。
印象に残ったエピソードだったので、ここに書きとめておく。
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