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仕事始め

1月4日(月)

仕事始めの日。早朝に車で家を出たら、高速道路がすいていた。

午前中は「儀式」と「打ち合わせ」で潰れる。午後は懸案の仕事ができると思っていたら、政府が緊急事態宣言の検討を始めたというニュースが入ってきて、それへの対応で駆け回っているうちに、あっという間に夕方になってしまった。

「緊急事態宣言」といっても、具体的な内容がどうなるかがわからないので、こちらとしても対策の立てようがない。まったく、あきれた政府である。うちの職員さんが言っていたが、「いまから宿題をやるかどうかを検討します」と言っている子どものような理屈である。

あきれた政府、といえば、思い出す1枚の写真がある。

首相官邸のホームページの、2020年3月24日のところに、IOC会長との電話会談を行いましたという記事がある。そこにあがっている写真には、前首相、五輪大会組織委員会の会長(首相経験者)、官房長官(現首相)、東京都知事、五輪担当大臣の面々が、神妙な顔つきで、IOC会長との電話会談を行っている様子が写っている。このときの電話会談で、東京五輪の(中止ではなく)延期が決まったと記憶している。

官邸としては、この電話会談の写真を通じて、政府が五輪の延期という苦渋の決断をしたというポーズを見せたかったのだろうが、いまから思えば、この写真はじつに滑稽で腹立たしい。

とにかく五輪のことばかり気になって、感染拡大への対策を後回しにした張本人たちが勢揃いしているのである。各人が雁首そろえて神妙な顔つきをしているが、見ようによっては、蜂の頭が集まっても何もいい知恵を出せないことがこの1枚に凝縮されている。

僕はこの写真が、感染症に対する政府の対応を最も象徴的に表している写真であると思う。この写真にキャプションをつけるとすれば、「東京五輪のことばかり気になって感染拡大への対策を後回しにした人たち」。この写真は繰り返し思い出さなければならない。功労者なのか戦犯なのかは、歴史が判断するだろう。

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