世界睡眠デー
3月19日(金)
3月19日は、世界睡眠デーなのだそうだ。
TBSラジオでは朝から晩まで、睡眠に関する話題をしている。といっても、今日聴いたのは「荻上チキSession」と「アシタノカレッジ金曜日」くらいなのだが、いずれもメインのコーナーで睡眠の話題をしていた。
個人的には、荻上チキ氏が、
「僕、布団が変わると眠れないので、出張とかでホテルに泊まると、ホテルのベッドで絶対寝られないんです。あと、新幹線とか飛行機とかでも、まったく眠ることができません。海外に行くときも、10数時間飛行機に乗っていて一睡もできません。巷間言われているようなありとあらゆる方法を試して睡眠のための努力をしてきましたが、どれもまったく効果がありません。どうしたらいいですか?」
という質問に、専門家の先生が困っていた様子が可笑しかった。
かくいう私は、昨日にオンライン国際会合のホストをつとめ、慣れないZoomの操作をしたものだから、終わったらドッと疲れて夜9時に寝てしまった。
というか今週は、月曜日は自治体主催のオンライン会議が2つ、火曜日は職場の全体会議、木曜日は僕がホストのオンライン国際会合、金曜日が職場の最高意思決定会議と、重い会議が続き、すっかりと疲れてしまった。
僕は最近、YouTubeなどで時事問題についておじさん二人がトークしているような番組をベッドに横になりながらタブレットで見ていると、いつの間にか眠ってしまうことが多い。
落ち着いた声で喋る武田砂鉄氏も「自分の声は眠気を誘う」と言っていたが、そこでハタと思いついた。
僕の声や話し方も、「無伴奏のチェロ組曲」のようで眠気を誘うと言われたので、たとえば僕が、延々と小説などを朗読している音源を「睡眠用」として発売すれば、けっこう売れるんじゃないだろうか?
あと、もう一つ新しい商売を思いついた。「謝罪文ライター」である。
偉くなったおじさんというのは、謝罪文を書くのがド下手である。謝罪文の中に、どうしても言い訳とか自尊心などを入れてしまい、かえって人の心を逆なですることが多い。それに、文章自体が恐ろしく下手で、ああ、口八丁で今までやってきたのだな、ということがよくわかったりする。
そこで僕の登場ですよ。僕ならば、ありとあらゆる謝罪文に対応できる自信があるぞ。『炎上しない謝罪文の書き方』という本を書きたいくらいである。
試しに、具体的にある謝罪文を取り上げて、この場で推敲してやろうか、と思ったのだが、大人げないのでやめた。
しかしこれには問題が二つある。
一つは、僕が書いた謝罪文の内容と、本人の性格とのギャップが乖離しすぎて、「はは~ん。さては誰かに謝罪文を書かせたな」ということがわかってしまう恐れがあるということ。
もう一つは、身に覚えのないことについて僕が謝罪文を代筆することで、僕の心がやられてしまうんじゃないだろうか、ということ。
でも、つまらないダジャレで全世界を沸かせようという口先のアイデアを出して炎上するよりも、人の心を打つ謝罪文を書いて事態を収拾するほうが、僕の性に合っている。
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コメント
会社で中間管理職的な役職に就く前、兵だった若いころ、客へ謝罪文や詫び状を常に書くような部署にいました。
案件が難しくミスることもあり、始末書も何回か書いたんですけど、当時の管理者に始末書の文面が完璧だと褒められました。
そのときはすがに「嬉しくないわ!」と思いました・・・。
投稿: 江戸川 | 2021年3月21日 (日) 11時32分