根を詰めると鼻血が止まらない
3月4日(木)
最近は韓国のドラマを見ていないのでわからないのだが、10年ほど前まで、よく韓国ドラマを見ていると、仕事があまりにキツくて鼻血が出たり、受験勉強をやりすぎて鼻血が出たり、みたいなシーンがあって、
「んなことあるかい!」
「また鼻血出してるよ!」
とゲラゲラ笑ったものだった。韓国人にとって、「一生懸命がんばる=鼻血が出る」というのが、あるあるネタになっているんだなということを、ドラマを見るたびに思ったものだ。
しかし、である。
今日はさすがにキツかった。
来週月曜までに社長に提出しなければならない宿題がまだできていない。先月行われた、2時間×9回の会合で出た意見をまとめる、という作業である。なにしろこの間忙しく、それにこの作業に対するやる気がまったく出ずに、作業をずっと先送りしていたのである。
しかし、土日は終日オンライン会合なので、金曜日のうちにやっておかなくては月曜日に間に合わない。
そこで、会議が終わった5時半過ぎから、3時間半ほどかけて、作業を行うことにした。
会議の時に、いろいろな人の発言をノートにメモしていたのだが、僕はそのノートを見ながら、そのときの様子を思い出し、言葉を補いながら発言録を作成していく。
ノートを見てはパソコンのキーボードを連打すること3時間半。ようやく目処がついた。気がついたら、字数にして1万4000字ほどになっていた。400字詰め原稿用紙にして35枚である。1時間あたり原稿用紙10枚のペースだ。これってけっこう速いペースなんじゃねえの?
帰ろうと思ったら今度は副社長からメールが来て、頼んでおいたものを早く提出するようにとややご立腹である。行間に「鬼瓦はいつも遅い」というニュアンスがにじみ出ていた。「しまった!作っておいたのにメールするのを忘れていた!」と思い、慌ててメールで提出する。
ほかにも別件でいくつかメールがあったが、帰ってから対応しよう。
ということで、2時間ほどかけて車で自宅に戻り、TBSラジオ「アシタノカレッジ 金曜日」をリアルタイムで聴き、さらにそのあとYouTubeで配信されている武田砂鉄氏と澤田大樹記者のアフタートークを聴きながら、
(あ~、これでようやく週末だ)
とささやかな幸せに浸っていたら、急に鼻血が出て来た。
(なんだなんだ??)
ちょっとしたら止まるだろうと思ったら、なかなかどうして、意外と長い時間止まらない。こんな感じの鼻血なんて久しぶりである。
そこで僕は、冒頭に書いた韓国ドラマのことを思い出したのである。これだ!と。
僕は、2時間×9回の会議の発言録を怒濤のように作成することにより、根を詰めすぎたのだ。さすがに身体が悲鳴を上げて、鼻血が出てしまったとしか考えられない。
韓国ドラマさん。がんばりすぎると鼻血を出すというシーンに対して、
「んなことあるかい!」
と突っ込んでしまい申し訳ありませんでした。
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