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祝・助演女優賞!

4月25日(日)に米国のロサンゼルスで行われた第93回アカデミー賞の授賞式で、米映画「ミナリ」に出演した韓国の女優ユン・ヨジョンが助演女優賞のオスカーを手にした!

「ミナリ」は韓国系米国人のリー・アイザック・チョン監督が自身の体験を下敷きに、1980年代に希望を求めて米国に移住した韓国人一家の物語を描いた作品である。ユン・ヨジョンは娘夫婦と孫を手助けするため韓国から来たスンジャを演じた。ちなみに僕はまだ観ていない。

いやあ、めでたい!

僕はユン・ヨジョンが出ている作品をとくに観ているというわけではないのだが、「ホテリアー」(2001年)というドラマで、ホテルの社長役をしていたのが、たぶん最初に観た作品だと思う。「ホテリアー」は、ペ・ヨンジュンが出演していたドラマということで、当時話題になっていた。このとき同時に、キム・スンウやソン・ユナやソン・ヘギョという俳優の存在を知った。

そのあとは、映画「私たちの幸せな時間」(2006年)だったかな。カン・ドンウォンとイ・ナヨンの映画である。

で、強烈な印象を残したのは、僕が韓国留学中に観た、映画「女優たち」(2009年)であった。この映画の感想については、以前このブログに書いたことがある

そのとき僕は、ユン・ヨジョンを日本の女優だと加賀まりこにたとえたのだが、町山智浩さんは、樹木希林にたとえていた。たしかに、ユン・ヨジョンに匹敵する日本の名優は、樹木希林くらいなものだろう。ただ、樹木希林のような、飄々とした演技というより、勝ち気でプライドの高い役の演技に特徴があるのかな、とも思う。なにしろ僕は「ホテリアー」と「私たちの幸せな時間」と「女優たち」しか観ていないので、なんとも言えない。

なんにしても、韓国を代表する女優のひとり、ユン・ヨジョンがアカデミー助演女優賞を受賞したというのは、前回のソン・ガンホに引き続き、まことに嬉しいかぎりである。

映画のタイトルの「ミナリ」とは、韓国語で「芹」の意味。以前に慶州で食べた、「ミナリ」を大量に入れた鍋は、それはそれは美味しかった。そのときいっしょにその鍋を食べた偉い先生が、あまりの美味しさに、「絶対にミナリを日本に持って帰る!」といって聞かなかったのだが、「検疫に引っかかりますよ」という僕のひと言で、その先生は泣く泣く諦めた、という思い出がある。

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