« なくなりそうでなくならないこうもり傘・完結編 | トップページ | 中央流砂 »

DOWN TOWN

NHKの「うたコン」という番組を見ていたら、大滝詠一特集をやっていた。

3歳になる娘は、「君は天然色」のなかの、

「思い出はモノクローム 色を点けてくれ」

という一節が、なにかのCMで流れて以来、大好きで、何度も何度もくり返し歌っている。

番組内では、「君は天然色」のほかに、「幸せな結末」や、僕の大好きな「さらばシベリア鉄道」なども歌われていて、娘もどうやら気に入っているようだった。

ただ、残念なのは、(当然なのだが)いずれも「カバー」もしくは「セルフカバー」ばかりである。僕は「カバー曲」「セルフカバー曲」が、オリジナル曲が好きであればあるほど、なかなか苦手なのである。

話はそれるが、僕はある男性グループが、かつての名曲をカバーしまくっていることに我慢がならなかった。「Choo Choo TRAIN」とか「銀河鉄道999」とか。果ては「人間の証明」までカバーしたときには、軽い殺意を覚えた。頼むからオリジナル曲を蹂躙しないでくれ、と。

そんな中、「Juice=Juice」というアイドルグループが、山下達郎の「DOWN TOWN」という曲をカバーしていた。

大滝詠一特集なのになぜ山下達郎?と一瞬思ったのだが、この曲は大滝詠一がプロデュースしたのだそうだ(作詞は伊藤銀次、作曲は山下達郎)。

僕の世代からしたら、EPOがカバーしたバージョンが体に染みついている。ま、この場合、最初にEPOの曲として聴いて、あとから山下達郎本人の歌を聴いたから、僕にとってはEPOがオリジナルといってもよいのだが。

で、これをいまのアイドルグループがカバーするというので、若干の不安を覚えたのだが、実際に聴いてみると、これが実にいいのだ!

Juice=Juiceというグループを、僕はこの時初めて知ったのだが、歌もダンスも実に誠実。僕は最近のアイドルグループと言えば、なんとか坂みたいな名前のつくものばかりで、辟易していたのだが、このグループは、ちょっと応援したくなる、という気持ちになったのである。

というか、山下達郎の「DOWN TOWN」という曲は、女性アイドルグループがカバーするには、もってこいの曲なんじゃないだろうか?

たとえて言えば、韓国の伝説的なロックバンド「プファル(復活)」のボーカルだったイ・スンチョルのヒット曲「少女時代」を、K-POPアイドルグループの少女時代がカバーをして、これが見事にハマって大ヒットした、みたいな感じである。

いっそ、少女時代みたいに、DOWN TOWNというグループ名にして、この曲を代表曲にしちゃえばいいのに、とまで思ったのだが、すでに漫才コンビの名前として使われてしまっていることが、かえすがえすも残念である。

|

« なくなりそうでなくならないこうもり傘・完結編 | トップページ | 中央流砂 »

音楽」カテゴリの記事

コメント

(J-POPプレーバック)一周回ってシティーポップの世界へ

A 今回も始まりました「J-POPプレーバック」。まずは、コーナー紹介からどうぞ。

B ハイ、「Kプレ」コーナーの派生企画である「Jプレ」では、J-POP、つまりK-popでも大人気のシティーポップの動画を、ラジオ番組風に紹介しています。旧来のJ-POPファンには過ぎし日の思い出を、若きJ-POPファンには新たな楽曲との出会いを提供する、J-POP系ブログの王道企画となっております。

A さて、kpopの世界では、少し前からJpopの「シティーポップ」が地味に流行しているので、ちょっと動画検索すると、ご機嫌なプレイリストがゴマンと出てきます。シティーポップを歌うK-pop歌手もたくさんいますね。

YUKIKA「SOUL LADY」https://youtu.be/942NkXvAtAM
Brave Girls「運転だけして」 https://youtu.be/4HjcypoChfQ

B でもエポもシュガーベイブでも「DOWN TOWN」はプレイリストに入っていないのだ、これが。

A 「ロングバケーション」のLPジャケット写真もよく見かけるのですが、シュガーベイブは山下達郎の曲くらいで、ワールドシーンでは竹内まりや「プラスティック・ラブ」や松原みき「真夜中のドア」が人気です。

「真夜中のドア」カバー動画集

Rainych(インドネシア)https://youtu.be/DHm9diEKlC0
Chris Andrian ft. Fivein(インドネシア)https://youtu.be/13yy3V9Wspc
Night Tempo(韓国) https://youtu.be/TFT9binq5Cw?t=35
Darlim&Hamabal(韓国)https://youtu.be/y_Lj810apl8

A つづいて、Tpop(タイ)やVpop(ベトナム)、Qpop(ウズベキスタン)のシティーポップ・プレイリストも漁りましたが、やはりタイのシティーポップが聞きやすい。

B というか、今もFEVERとかINK WARUNTORNとか、普通にヒットしてるし。吉本興業が手掛ける新人アイドルグループ「Summer Breeze」もシティーポップ路線のようです。

FEVER「IF YOU WANT ME」 https://youtu.be/oVprTj2khjU
Summer Breeze「Orange Road」https://youtu.be/zIsEV1xrEIA

A そうなると、一周回ってワールドシーンにJpopが返り咲くために、まだ世界に広まっていないシティポップを取り上げたJUICE=JUICEは貴重なわけで、現在日本語字幕しかついていないMVに英語字幕も、できればインドネシア語とタイ語と韓国語の字幕も加えて、世界発信してもらいたいところ。

B 彼女たちは鬼瓦さんが共演したあのアイドルの後輩たちなので、その筋でなんとかお願いできないものか。

Juice=Juice「DOWN TOWN」 https://youtu.be/7xD8ORNRtDI

A ちなみに、わたくしめがプファルで一番好きな曲は「さよなら」なので、こちらもカバーしてくれるアイドルがいないかな。

부활「안녕」https://youtu.be/7RdUevSR_iE

B ではJ-POPプレーバック、またの機会をお楽しみに。

投稿: 🐢 | 2021年5月25日 (火) 03時57分

訂正放送です。

(誤)Qpop(ウズベキスタン)
(正)Qpop(カザフスタン)

お詫びとして、Qazaq-popの金字塔「NINETY ONE」の動画リンクを貼っておきます。https://youtu.be/A9QIgf50sh4

投稿: 🐢 | 2021年5月25日 (火) 14時08分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« なくなりそうでなくならないこうもり傘・完結編 | トップページ | 中央流砂 »