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完結編、ではなかった

なくなりそうでなくならないこうもり傘・完結編

5月29日(土)

昨日の金曜日の夕方、1通のメールが来た。先日、ある会議に出た際に、いつの間にかこうもり傘をなくしたことに気づいた、という、その会議の事務局から来たメールである。

ご丁寧に、先日の会議に出席したことに関する感謝の内容が書かれていたが、「追伸」として、次のようなことが書かれていた。

「追伸 ご連絡を差し上げるのが遅くなってしまいましたが、会議当日、鬼瓦先生がお帰りになった後、座られていた椅子に傘が残っていました。先生のではないかと、慌てて駐車場まで追ったのですが、お帰りになられた後でした。ご不便かと思いますが、傘は保管させていただきます」

なんと!なくしてしまったと思っていたこうもり傘は、実は僕が会議のときに座っていた場所に置き忘れていたというのである。

てっきり僕は、会議の直前に入った1階のトイレの個室に置き忘れてしまったと思い込んでいたのだが、そうではなく、その後、そのこうもり傘を3階の会議の部屋まで持って行っていたのであった。

…こうなるともう、自分の記憶力のなさに愕然とする。もうだめかもわからんね。

僕はさっそく返信を書いた。

「やはり傘は会議室にありましたか!ありがとうございます。明日、実家に立ち寄ることになっているのですが、土曜日ですので、取りにうかがってもどなたもいらっしゃらないでしょうか。もし明日(土曜日)が難しいようでしたら、平日に実家に寄ることがあったついでに取りにうかがいたいと思います。」

こうもり傘ごときで、どんだけ必死になっているんだ?という文面に、先方も面食らったに違いない。

しかしこの傘は僕にとって、やはり「なくなりそうでなくならない傘」なのだ!このジンクスを破るわけにはいかない。

さっそく返信が来た。

「明日は当番で在勤しています。ご用事があるならぜひお立ち寄りください。3階にお越しください。」

なんと!在勤しているというではないか!これはもう、傘を取りに行くしかない。

で、今日の午前中、傘を取りに行った。

「これですね」

「そうです。ありがとうございます!」

こうもり傘ごときで、どんだけ感激しているんだ?と思われたことだろう。

ということで、わが家には、「なくなりそうでなくならないこうもり傘」と「父の形見のこうもり傘」の2本が並んでいる。

…ここまでくると、こうもり傘をテーマにした本を1冊書きたい気がしてきたが、そんな本、誰が読むのだろう?、と思いとどまった。

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