追悼・若山弦蔵
6月1日(火)
喉の調子がおかしい。時節柄、大丈夫だろうかとやや不安になる。
今日の午前は僕が司会のオンライン会議である。試しに声を出してみたら、明らかにおかしい。ふだんより低い声になり、まるで若山弦蔵のような声である。
昨日、若山弦蔵さんの訃報を聞いたばかりである。若山弦蔵さんといえば、TBSラジオの夕方の番組、「東京ダイヤル954」である。その後継番組として、「荒川強啓 デイキャッチ」「アクション」、「Session」と続く。
僕はリアルタイムで、若山弦蔵の「東京ダイヤル954」をよく聞いていた。動画サイトを漁っていたら当時のオープニングの音源ををアップしているものがあり、聞いていたらとても懐かしくなった。理想的な語りだよなあ。
16時半から18時までという時間帯の放送だったので、僕は若山弦蔵さんの声を聞くたびに、夕焼けを思い出すのだ。
「小沢昭一の小沢昭一的ココロ」も、この番組の中で放送されていた。「ネットワークトゥデイ」は、形を変えながら、現行の「荻上チキSession」に引き継がれている。
つい最近、ポッドキャストで配信されている「AudioMovie」の「偉人伝by川口技研」で、久しぶりに若山弦蔵さんの重厚な声を聞いたばかりだった。あれが最後のお仕事だったのかな…。
若山弦蔵さんといえば、007シリーズの初代ジェームズ・ボンド役(ショーン・コネリー)の吹き替えで有名だが、僕はそれよりも、刑事コロンボの記念すべき第1回「殺人処方箋」の犯人役(ジーン・バリー)の吹き替えの方がなじみ深い。何度も見ているからかもしれない。
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