個人面談
6月9日(水)
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、保育園の保護者懇談会が、ずっと開かれないままである。今年度も、5月に開く予定が、緊急事態宣言のために6月12日(土)に延期になったのだが、緊急事態宣言が延長されたために、さらに延期になってしまった。
その代わり、今日の夕方、個人面談というものがおこなわれた。3歳児クラスは、担任の保育士さん2人に、20人以上の幼児がいるから、数日間にわたり日程調整をした上で、一人あたり20分という短い時間で面談をおこなうことになったのである。
面談を担当された担任の保育士さんは、男性のH先生という保育士さんで、僕は初めてお話しする。まだ若い先生である。
「とにかくおしゃべりが上手で、出勤したばかりの朝、まだ僕の中でエンジンがなかなかかかっていないときに、おもしろいことを話しかけてきたり、変顔をしたりして、僕らのことを笑わせるんですよ。それで僕の中でエンジンがかかるんです」とHさん。「つい低月齢であることを忘れてしまいます」
うちの娘は3月末生まれなので、おそらく3歳児クラスの中でもいちばんマンネ(末っ子)なのだと思うが、そんなことを忘れてしまうくらい、ベシャリが達者だというのだ。
保育園での様子を聞いてみた。友だちの輪の中に入っていけているのか、ということとか、トイレがちゃんとできているか、ということとか、お昼ご飯をちゃんと食べているか、ということとか、午睡はちゃんと眠れているか、ということとか、着替えがちゃんと自分でできているのか、といった、日ごろ心配に思っていることをすべて率直に聞いてみた。
なぜなら、娘は、一人で遊ぶことが好きで、友だちの輪の中に入っていけてないのではないか、とか、わが家ではトイレに行く気がなく、よくお漏らしをしている、とか、いまだに自分でスプーンやフォークを持とうとせず、隙あらば親に食べさせてもらおうとしているとか、寝付きがいまだに悪かったりとか、着替えも自分でしようとしない、といったさまざまな心配の種があったからである。
その話をすると、H先生は意外な顔をして、「保育園ではそういったことは特にないですよ。大丈夫ですよ」という。「友だちとも自然に遊んでますし、トイレも行きますし、お昼ご飯も好き嫌いなく食べてますし、午睡も他の子と同じように眠ってますし、着替えも自分でしています」と。
「そうですか。ではそのギャップはどうしてなんでしょうね」
「保育園ではちゃんとしようとしている分、おうちでは甘えたいということではないでしょうか。おうちでも同じようにすると、疲れちゃいますからね」
「なるほど」
そんなこんなで、20分の予定が、50分近くも話し込んでしまった。この日は、僕が最後の面談者だったので、融通を利かせてくれたのだろう。
「これからも、どんな些細なことでもかまいませんから、気になることを連絡帳に書いていただいたり、送り迎えのときにおっしゃったりしてください。僕たちも、注意して観察するようにしますので」
H先生は、何度もそう言ってくれた。
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