« 言葉の大安売り | トップページ | エンドクレジット »

世間とのズレ・その2

そういえば、少し前に、僕が編集を担当した雑誌が刊行された。

この話、書いたっけ?

正確に言えば、僕一人ではなく、編集担当はもう一人いる。僕は、雑誌の前半部分、特集記事の編集担当だ。

おそらく雑誌の編集など、最初で最後の体験だと思ったので、自分としては、表紙の装丁に凝ったり、執筆者の人選を自分の希望通りに固めたりと、好きにやらせてもらった。しかも時宜を得た特集だと、かなり自信を持っているのだが、どうやら売れているという話が耳に入ってこない。

出版社に聞くと「ぼちぼちです」という返事をした後、口ごもる。それって、あんまり芳しくない、ということではないか?

執筆者のお一人からも、「知り合いに配ったら、誰もがとてもいい反応だったのに、残念ながらこの本はぜんぜん人に知られていないぞ」と、お叱りを受けた。

うーむ。やはり僕が面白いと思って作った本はまったく売れない、というジンクスは、本当だったのだ。

いかに僕が、世間からズレているかということであろう。

以前にも「世間とのズレ」という記事で、世間とのズレを標榜している本が、むしろ売れているという現象について書いた。本当の意味で世間とズレているのは、ほかならぬ僕自身である。

自分のマイナスオーラには、呆れるばかりである。

|

« 言葉の大安売り | トップページ | エンドクレジット »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 言葉の大安売り | トップページ | エンドクレジット »