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エンドクレジット

7月30日(金)

このブログを長く読んでいる読者は薄々お気づきだと思うが、最近は体調がアレだし、テレワークだしで、何も書くことがない。テレビもオリンピックばかりで、のべつまくなしオリンピックの批判をするわけにもいかない。

リアルな意味で「僕の人生には事件が起きない」のである。

午後は職場のオンライン打合せがあったのだが、議題が憂鬱な上に、思いのほか時間がかかり、すっかり疲弊する。

唯一の前向きなニュースは、今日と明日の2日間限定で、知り合いの映画監督の2作目(新作)が配信されることである。ギリギリまで映画の編集に時間がかかったようで、打合せの途中で「ようやく完成しました!」と連絡をいただき、打合せの後、少し時間があったのでさっそく観てみることにした。

90分ほどの映画で、前作に続く佳品だったのだが、最後のエンドクレジットのところで、「Special Thanks」として僕の名前が出てきてびっくりした。

そういえば一度、映画の中の字幕について監督から相談があり、字幕案を必死に考えてみたのだが、どうがんばっても僕の字幕案はおさまりが悪く、原案の方が勝っていたので、僕の方からお願いして、僕の字幕案を取り下げてもらった。

結果的にはそれが功を奏し、原案の字幕が映像とじつによくマッチしていて、格調高い映像表現となった。

つまり僕が協力した痕跡は映画の中には皆無なのだが、それでは申し訳ないと思ったのだろう。「Special Thanks」としてエンドクレジットに登場させてもらったのである。

映画のエンドクレジットに自分の名前が登場するなんて、これもまた、一生に一度の得がたい体験である。

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