ワクチン接種・2回目
8月4日(水)
2回目のワクチン接種の日。
前回と同じ、かかりつけのクリニックに行き、午前9時過ぎにワクチンを打ってもらう。チクッとはしたが、痛い!という感じではなかった。
それから15分、その場に待機して、家に帰った。
「2回目の方が副反応がキツいよ」といろいろな人に言われた。先日、出張の際に乗ったタクシーの運転手さんからも言われた。
午後1時からは、外部のオンライン会議である。1年に1回のこの会議、昨年度は書面審議だったし、その前の年度は体調が悪くて欠席したので、画面上とはいえ顔を合わせるのがじつに久しぶりである。
前日に接続テストをしたのだが、先方の機関の方が、Zoomをほとんど使ったことがないみたいで、それが初々しかった。きっと1年半ほど前の僕も、そんな感じだったのだろう。
そのおかげからか、今日の本番の会議では、じつにうまくいった。オンラインで参加されている委員のみなさんのほうが、Zoomを使い慣れているようだった。
副反応に怯えているのだが、いまこの時点、すなわち1日目の夜になっても、とくに変わった様子はない。
いまもっぱら気になっているのは、前回も書いた、米国在住の日本人ジャーナリストから依頼された、77年前に日本人が書き残した手帳の持ち主のことである。
どうやらその人物の行動履歴が復元できそうだ、ということを書いたが、その過程で、ある一人の同世代の方の名前が浮かび、その方に聞いたら、何らかの手がかりが得られるのではないか、ということに気づいた。
調べてみると、その方は、戦後に新聞記者をしていた方で、手帳の持ち主と同じような体験を77年ほど前にしていたらしい。ただ、経歴から考えるに、その方と手帳の持ち主とは直接の面識はないようだ。だが同じような体験をほぼ同じ時期にしているので、手帳に書かれている符牒のような言葉の数々について、何かしらの解説をしてくれるのではないか、と期待したのである。
しかもその方は、どうやら撲の住む市に住んでおられるようだということまでわかった。
そのことを、その方が勤めておられた新聞社の、知り合いの現役記者の方に伝えると、さっそくOB名簿みたいなものを調べてくれて、住所や電話番号が特定できた。
住所を聞いてみて、Googleマップで計算してみたら、僕の自宅から歩いて20分ほどのところに住んでおられるではないか!
知り合いの現役記者が、登録されている電話番号にさっそく電話をかけてくれたのだが、「現在使われておりません」と返ってきた。
不安な気持ちを抱えながら、これは実際にたずねた方がいいのかな、と思っていると、しばらくして、新聞にその方の訃報の記事が載っていたことを、米国在住の日本人ジャーナリストの方が見つけてくれた。2020年3月20日の新聞だった。享年92歳。ほんの1年半ほど前のことである。
もっと早くに、この手帳の存在を知っていたら、いろいろなことが聞けただろうに、と、残念でならない。痛恨の極み、とはこのことである。これでまた、手がかりが遠のいてしまった。
…と、ここまで読んでもらえればわかるように、この手帳は戦争体験に関する内容を含んでいる。こうして戦争体験が風化されていくのだろうか。聞きたいと思っても、聞く術がだんだん失われていくことを、僕はいまさらながら実感したのである。
| 固定リンク
「心と体」カテゴリの記事
- 注射針は入った(2023.01.12)
- 世界一血管が出ない人(2023.01.11)
- 筋膜と内転筋(2022.12.30)
- 激痛一週間(2022.10.08)
- ふとした病(2022.08.30)
コメント
(号外)新型コロナワクチン接種2回目(ファイザー)副反応の報告
http://kame.air-nifty.com/kamelog/2021/08/post-bac2af.html
無事、職場復帰した。
接種2回目も大した副反応がなくよかったが、
一日中、家の中で移動式エアコンの風に吹かれてハンモックに寝そべり、カリフォルニアのFMラジオ局「KOLA-FM」のインターネット放送( https://www.kolafm.com/ )をかけっぱなしにしていると、副反応休暇というより、バカンスのような心持ちになるので、おすすめ。
ネット情報だが、今回の副反応で新たに生じた、わきの下の痛みはリンパ節の免疫システムが反応しているので心配なさそうだ。
https://aikabreastclinic.com/blog/新型コロナワクチンによるわきのリンパ節の腫れ/
投稿: 🐢💉💉🏫 | 2021年8月 5日 (木) 14時12分