ひそかな誇り
8月15日(日)
先月に取材を受けた番組が今日、放送された。
1時間半の特番だったが、僕は3時間半以上にわたって取材を受けたにもかかわらず、実際に流れたのは、例によって数十秒であった。
まあそれは予想していたことだったので別にかまわないのだが、何よりも気になったのは、テレビに映った、具合の悪そうな僕の顔である。
その週の水曜日に退院したばかりで、取材を受けたのが日曜日。今回はいつも以上に、退院後も体調がキツかったこともあり、そのしんどさが画面にも映っていたようだ。…といっても、たぶんそんなことは他の人は気づかず、気にしているのは僕だけかもしれない。
番組の内容についてはふれないことにして、個人的に感慨深かったのが、番組の全体を貫くメインテーマの曲として、あの音楽家の、あの曲が採用されていたことである。僕は中学生の頃からの大ファンなので、間接的であるにせよ、僕はその音楽家と同じ番組の中で共演できたということであり、それはまるで夢が叶ったような瞬間である。
番組の内容とその曲のメッセージ性が、いかにも「ベタ」な感じがするという意見もあるのかもしれないが、そんなの関係ねえ!僕にとっては、僕が喋っている背後にその曲が流れていることが、一ファンとして重要なのである。
もう一つ感慨深かったのが、ナレーションである。いまやナレーションや朗読といえばこの人、というアナウンサーによる、贅沢なナレーションである。
他人にとってはどうでもいいことであるが、僕にとっては、それがひそかな誇りである。
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「四月の魚」再考(2023.01.28)
- いまになってわかること(2023.01.01)
- 蒲殿の活躍(2022.12.30)
- ストレンジワールドとすずめの戸締まり(2022.11.27)
- エンドロール(2022.11.25)
コメント