« アイス騒動 | トップページ | 不機嫌な運動会 »

Tokyo

10月8日(金)

朝9時からストレスのたまる仕事である。たぶんこの1年半の間で最大のピンチである。

この八方塞がりな状況で、どうやって事態を丸くおさめろというのだ?と、思わず天を仰ぎ嘆息する。

今日の格言。「すべての問題は構造的問題である。すべての対立は感情的対立である」

午前はストレスのたまる仕事、午後は間違いのないように神経を使う仕事で、すっかり疲れてしまった。右膝が痛いのは、痛風の発作が出かかっているのだろう。毎日薬を飲んでいるし、ここ数年お酒もまったく飲んでいない。数年ぶりに痛み出しているのは、もう完全にストレスによるものと断じてよい。

夕方に職場を出て、車で家路へ急いだのだが、金曜日の夕方なので、首都高速が大渋滞である。

カーナビの通りに走っていると、途中で首都高速を降りろと、カーナビが指令する。

カーナビに言われるがままに走っていると、ふだんのルートとは異なるルートを指定され、あげくの果てに「銀座」の出口で降りろという指示が出た。

銀座?まったく土地勘がないところである。もちろん銀座へは何度も行ったことはあるが、地下鉄の駅を降りて歩いたことがある程度である。

銀座のど真ん中を車で走っていると、なんとなく見たことのある建物が並んでいる。金曜日の夜なので、歩道には多くの人が行き交っている。

(なかなか華やかだなあ)

こんな時に、難しい政治談義の番組を聴きながら運転するというのは、野暮というものである。今日は家に帰るまで、音楽を聴きながら帰ることにしよう。

銀座を抜けると、突然国会議事堂が見えた。国会議事堂を右によける形で車を走らせると、今度は赤坂である。右手には豊川稲荷が見える。

(TBSの放送局は、このあたりかなあ…)暗くてよくわからない。

「四谷三丁目」の地下鉄の駅も見えた。

それから青山一丁目の交差点を右折した。このあたりもまた、おしゃれな街である。

そこからどこをどう通ったか、忘れてしまったが、新宿の伊勢丹の前あたりの道を走っていた。新宿もまた、人であふれている。

銀座、赤坂、四谷、青山、新宿…。

思い出したのは、井上陽水の「Tokyo」という曲である。

「銀座へ

はとバスが走る

歌舞伎座をぬけ 並木をすりぬけ

新宿へ

地下鉄がすべる

そびえるビルに月まで隠れて

(中略)

渋谷へ

青山の路で

恋する人は口づけを交わして

(中略)

Tokyo

赤坂 浅草

まだまだ街は人を惹き付ける

街並みは夢とあこがれ

街角までが歌を奏でる」

なんと!この歌には、いま僕が通ってきた銀座、赤坂、青山、新宿が入っているではないか!

ということは、僕は今日、井上陽水の「Tokyo」を体感したのだ。

家に帰るまでの時間が、通常の2倍近くかかって疲労困憊したが、途中から井上陽水の「Tokyo」を聴きながら運転したので、少しばかり、昼間のストレスが解消された。

|

« アイス騒動 | トップページ | 不機嫌な運動会 »

音楽」カテゴリの記事

コメント

ストレス解消にどうぞ。

(号外・本格派シリーズ)本格的な国際ドキュメンタリーオンライン映画祭

http://kame.air-nifty.com/kamelog/2021/10/post-6f49b4.html

投稿: 🐢🎬 | 2021年10月 9日 (土) 23時58分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« アイス騒動 | トップページ | 不機嫌な運動会 »