ハロウィンパーティー
10月31日(日)
この週末の土日は、忙しかった。
土曜日は、久しぶりに都内に出て、同業者寄り合いに参加した。参加するつもりがなかったのだが、別の仕事でお世話になるであろう方が、配信会場でお話をするということだったので、とにかく顔つなぎにと、僕も配信会場に押しかけて、なんとかご挨拶をすることができた。
日曜日の午前中は、投票と買い出し、午後2時からはオンライン会合があったのだが、その間の、午後1時から、保育園の保護者会が主催する「ハロウィンパーティー」があるというので、娘と一緒に近くの公民館まで行って参加した。
ハロウィンパーティーって、はじめて参加するんだけど、仮装とかするんだっけ?まぁ親はどうでもいいのだが、娘には、何らかの仮装的なものをさせなければならないのだろうか。しかしどの程度の仮装をしていいかがわからない。考えたあげく、少し派手めの赤いワンピースに、黒猫の顔がデザインされた防寒帽子みたいのをかぶせて、参加することにした。
ハロウィンパーティーといっても、会場となる公民館が狭いので、クラスごとに時間差をもうけて実施される。3歳児クラスは、13時から30分程度と言われていた。その後、同じ会場で今度は別のクラスがハロウィンパーティーを行うのである。
で、行ってみると、けっこうホンイキで仮装している子たちが多かった。カボチャの形や色を意識して作られた服を着ていたセイナちゃんとか、お姫様の格好をしたツムギちゃんとか、魔女の格好をしたエイシ君とか、スーパーマリオの格好をしたコウキ君とか。なかには、映画「アルマゲドン」に出てくる宇宙服みたいなものを着ている子もいて、30分のためだけに、みんなの力の入れようがすごくて、すっかりと気後れしてしまった。うちは、プレゼントでもらった赤いワンピースに、(姪のお下がりの)黒猫の顔をデザインした防寒帽子なのだから、原価はゼロ円である。しかもコンセプトもよくわからない。
パーティーといっても、ポラロイド写真を撮って、2種類のちょっとしたゲームをして、主催者の保護者会からお菓子をもらう、という簡単なものだったのだが、驚いたのは、魔女の格好をしたエイシ君である。
彼は、あらかじめ自分でお菓子を用意していて、クラスメートの何人かに、「はい、これ」とクールな感じでお菓子を配ったのである。そんなことをやっていることは、誰もいなかったぞ、というか、思いもつかなかったぞ。惚れてまうやろ!
前々から薄々と感じていたが、エイシ君は立ち居振る舞いが男前(死語)なのである。今回も、魔女の格好をするとか、お菓子を仲のいい子に配るといったハロウィンでのたしなみを、彼はちゃんと理解していたのだ。もちろん、親の分別が多分に影響しているのだろうけれど。
決められた時間が終わり、公民館を出ても、公民館の前でみんながダラダラとたむろしている。大学生にたとえると、1次会が終わり、2次会に行くの?行かないの?って感じで、未練たらしく居酒屋の前でたむろしている集団のようなものである。
主催者の人が、「そろそろ次のクラスの子たちが来るので、お帰りくださ~い」と呼びかけても、なかなかみんなが動こうとしない。
そんな中、エイシ君は、
「じゃ、僕、帰ります」
と言って、未練を残すことなく、颯爽と帰って行った。惚れてまうやろ!
エイシ君、将来、絶対モテると思うぞ。
| 固定リンク
« 語る力 | トップページ | ご飯とパンの違い »
「育児」カテゴリの記事
- 秋祭り・公園編(2024.10.28)
- 授業参観(2024.10.27)
- ふうかちゃん(2024.10.21)
- 届かなかった手紙(2024.10.16)
- ハリーポッターのスタジオツアー(2024.10.06)
コメント