申し訳ないんだけど…
1月16日(日)
土日になると、身体がシャットダウンして、何もやる気が起きなくなる。
ところで、3歳9か月の娘の最近の口癖は、「申し訳ないんだけど…」である。
もっぱら、
「申し訳ないんだけど…、オシッコしたくなっちゃった」
というふうな使い方をする。
べつに教えたわけではないのだが、「申し訳ないんだけど…」という言葉を使うようになったのはなぜだろう?
…と思って記憶をたどって、思い出した!
昨年末に放送された「そろそろにちようチャップリン 「ASH&D」特集」というお笑い番組で放送された、阿佐ヶ谷姉妹のコントの一節である。「ASH&D」というのは、シティボーイズが立ち上げ、いまは阿佐ヶ谷姉妹も所属する芸能事務所のことである。
そのときにやっていたコントは、「温泉にやってきたおばさんふたりが、ゾンビになる」というネタなのだが、そのコントの中で、阿佐ヶ谷姉妹のミホさんが、
「渡辺さん、楽しい旅行中に申し訳ないんだけど、私、ゾンビになったみたい」
という台詞がある。コント中に、「楽しい旅行中に申し訳ないんだけど」というセリフが2回登場するのだが、娘はどうやらその台詞がいたく気に入って、「申し訳ないんだけど」という言葉を覚えたらしい。しかもその言い方が、コントの中でのミホさんの言い方にそっくりなのだ。
どうやら娘は、ミホさんのセリフがひどくお気に入りのようだ。
試しに、録画してあるそのコントをもう一度見せたところ、「楽しい旅行中に申し訳ないんだけど、私、ゾンビになったみたい」というセリフを、画面の中のミホさんよりも娘のほうが1拍早く発していた。つまり、ここでこのセリフを言う、ということを覚えているわけである。
次に、
「iPadで阿佐ヶ谷姉妹がみた~い」
というので、YouTubeで「阿佐ヶ谷姉妹」と検索し、サムネイルを見せたところ、
「これがいい」
と言って、NHKラジオの東京03の番組で、ゲストの阿佐ヶ谷姉妹が東京03とコントを共演する回を指さした。以前にも一度聴かせたことのあるものだ。
「これでいいの?だってこれ、阿佐ヶ谷姉妹の顔は出ないよ。声しか出ないよ」
「これでいい。これが聴きたいの」
と言って、iPadの動かない画面を前に、娘はじーっとそのコントを聴いていたのだった。
ラジオコントをじーっと聴く3歳児、恐るべしである。
そうかと思うと、夜になると突然、娘が言い出した。
「あの…大泉さんがみた~い」
「大泉さん?」
ここ最近、娘は昨年の大晦日の紅白歌合戦の録画をくり返し観ているらしく、それでついに大泉さんを認識したらしい。
「大泉さんが出ている、お歌のテビル(テレビ)を観たいの?それとも、ちょんまげのテビルを観たいの?」
「…ちょんまげ」
「大泉さんが出ているちょんまげのテビル」、というのは、いま放送中の大河ドラマのことである。ドラマの中で大泉さんは、源頼朝を演じているのだ。
今日はその第2回だったので、娘と観ることにしたのだが、北条政子役の小池栄子が出てくると、
「あ、マツコさんだ!」
と画面に向かって指をさした。
「マツコさんじゃないよ。まさこさん」
「あ、まさこさんね」
なぜか、大泉さんの他に小池栄子さんを認識しているというのは、紅白歌合戦の審査員で出演していたことを記憶していたからだろうか。
しかし不思議なのは、源頼朝役の大泉さんは「大泉さん」と本名で呼んでいるのに、北条政子役の小池栄子さんは「まさこさん」と役名で呼んでいることだ。なぜなのかは、わからない。
大河ドラマは、さすがに3歳の娘にはむずかしい内容だったと思うのだが、大泉さんと小池栄子さんが出ている場面になると、画面に釘付けになっていた。
いずれにしても、これで大泉さんを認識することができたので、「水曜どうでしょう」を見せる日も近い。
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