交渉術
1月9日(日)
3歳9か月の娘は、基本、ディズニーアニメ映画が好きである。
昨年末、サンタさんからのプレゼントが、ディズニー映画「モアナと伝説の海」のDVDだったこともあり、いまはこの映画をくり返し観ている。
今日も娘はこのDVDを手にとった。
「ねえねえパパ。これが観た~い」
「何度も観すぎだよ。どうしようかなあ」
と、見せることを渋っていると、娘はおもむろに一人芝居をはじめた。
「チリリリーン、ちょっとお父さん、テレビ低くして!…はい、もしもし木村です。はい、はい、はい、はいはいはい、はいはいはいはい、ガチャ!ごうか~く!」
以前にもやった、阿佐ヶ谷姉妹のM-1グランプリ準々決勝のときの「おばさん検定」という漫才のネタの一場面である。なぜか娘は、このミホさんのセリフのみ、くり返しまねをしているのだ。ただし、以前よりもかなり手を抜いており、クオリティーはかなり下がっている。
なぜおもむろにこのネタをやり始めたのか?
これをやると、パパの機嫌がよくなると思ったのだろう。パパの機嫌がよくなれば、DVDを見せてもらえると思い、このネタをやったと思われる。まったく、恐るべし、3歳児の交渉術である。
最近は、阿佐ヶ谷姉妹から派生して、「孤独のグルメ」を観るようになったが、6時間くらい見続けていたら、松重豊さん演じる井之頭五郎がどのタイミングで決め台詞を言うかがわかったらしく、
「腹が…、減った…。よし、店を探そう」
という台詞を、井之頭さんよりも数秒早いタイミングで言っている。もうすっかり松重豊さんは「井之頭さん」なのだ。
今のところ、娘が名前と顔を一致させた「テレビに出ている大人」は、思いつくだけでも、「町山さん」(町山智浩)、「コアラさん」(名探偵ポアロ)、阿佐ヶ谷姉妹のエリコさんとミホさん、「井之頭さん」(松重豊)、である。
そして今日、大河ドラマ「鎌倉殿の十三人」を観ていると、源頼朝役の大泉洋さんが出てくるなり、
「この人、見たことある!」
と叫んだ。紅白歌合戦の司会をしていたことを覚えていたのだろう。
「この人、大泉さん、って言うんだよ。覚えられる?」
というと、
「…むずかしい」
と言ったので、今後の当面の課題は、「大泉さん」を認識させることである。それができれば、「水曜どうでしょう」を見せる日も遠くない。
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