三たびの海峡
1月20日(木)
ひとり合宿、2日目。
今回はいつになく長丁場で、なかなかツラいものがあったが、なんとか無事に終えた。
3時間にわたる長丁場の終了後、メールをチェックすると、本来ならばもっと早く提出しなければならなかったレポートについての進捗状況をたずねるメールが来ていて、これはたいへん申し訳ないことをしたと、急いでレポートを仕上げて送った(昨日書いていた職業的文章とは異なる)。期待にそったものになったかどうかはわからない。
このほかにも、週末の会議の資料を作らなければならないのだが、まったく手をつけていない。明日までにはなんとか作成して、事前に会議のメンバーに送らなければならないのだが、明日はそんな余裕があるかどうか、わからない。
現実逃避して、持ってきた本を読むことにした。
帚木蓬生の『三たびの海峡』(新潮文庫)という小説である。最近関わった仕事をきっかけに、読むことにしたのである。帚木蓬生の小説を読むのは初めてである、というか、この本を手に取るまで、恥ずかしながら名前を知らなかった。
たしか、映画にもなったことがあり、タイトルだけは以前から聞いたことがあった。その映画は見ていない。
わりと長編の小説なので、入手してからも読むのを躊躇していたのだが、わかりやすい文体のせいもあって、一気に読んでしまった。いやあ、すごい小説だ。これを映画にしたくなる気持ちもわかる。
しかし、いまのこの時代に、この国でこれを映画化することは、かなり難しいだろうな。
以前に映画化されたときは、出演者はほとんど日本の俳優だったと思うのだが、原作の趣旨からすると、少し違和感がある。もっとも、実際に映画を見てみたら、また印象が異なるのだろうけれど。
これはぜひ、韓国で映画化をしてほしい。その方が、原作の趣旨をストレートに表現できるのではないかと思うのだが、
まずは、映画版では日本の俳優がどのように演じているのか、見てみたいものだ。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 裏取りできず(2022.04.28)
- リユニオン活動(2022.04.22)
- ダウンタウンヒーローズ(2022.04.21)
- あなたのルーツを教えてください(2022.04.02)
- なじめなかったエッセイ(2022.03.15)
コメント