« I駅の一夜 | トップページ | リメイク版はなぜショボくなるのか »

円盤が来た

2月6日(日)

朝、NHKのBS-Pで、「ウルトラセブン」を観る。3歳10ヵ月の娘も、すっかり「ウルトラセブン」の歌を歌えるようになった。

今日のエピソードは「円盤が来た」。この回も印象に残っているなあと思ったら、演出は実相寺昭雄だったんだね。

天体望遠鏡で星を観測するのが好きな青年を演じているのは、冷泉公裕である。冷泉公裕は、小さな町工場ではたらく、不器用で鬱屈した青年を演じさせたら、右に出るものはいない。このキャスティングは素晴らしい。

渡辺文雄も出演していた。渡辺文雄は、どちらかといえばエリートの役が多いが、ここでは、小さな町工場を営む破天荒で粗暴な男。このキャスティングも素晴らしい。

というか、この回、役者がすごくよくないか?

そば屋の店主役でミッキー安川も出演している。いやはや、僕にとっては贅沢なキャスティングである。

で、僕が見逃さなかったのは、アマチュア天文家役の冷泉公裕が、円盤を発見した!という電話をウルトラ警備隊にかけたときに、その電話を軽くあしらう「広報班隊員」役で、若き日の上田耕一が、一瞬だけ出ていたことである。ノンクレジットだったけど、これは発見だ!と思って、念のためWikipediaの上田耕一の項目を見てみたら、すでに書いてあった。

あと気づいたことは、この回のおもなロケ地は多摩川なのだが、多摩川を渡る鉄道の鉄橋が映っている。おそらく小田急線だろう。その鉄橋を背後に、冷泉公裕がセリフを言う、というシーンが何カットもあるのだが、そのたびに、背後の鉄橋に電車が通っているのである。おそらく電車が鉄橋を渡るタイミングで、セリフを言わせているのだろう。何でもないシーンだが、じつは時間のかかる、手の込んだ撮り方である。

役者の背後に線路が映っているときは、必ず汽車や電車が走っている場面をねらって撮影するというのは、大林宣彦監督の映画でもそうだし、山田洋次監督の映画でもたぶんそうだった。当時の映画監督の中では常識に属することだったのだろう。いまの映画界ではそういうこだわりがあるのかどうかは、よくわからない。

|

« I駅の一夜 | トップページ | リメイク版はなぜショボくなるのか »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« I駅の一夜 | トップページ | リメイク版はなぜショボくなるのか »