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なんとかします!

2月4日(金)

今週もTBSラジオ「アシタノカレッジ金曜日」のアフタートークまでを聴き、ようやく1週間を終えたのだが、決して無事な1週間ではなかった。

一昨日だったか、若い人から仕事上のメールが来て、

「○○の案件について、××さんからこんなメールが来て、このように対応したことを情報共有させていただきます」

と事務的に書かれていたのだが、その××さんのメールを見ると、よくまあこんな悪意のある書き方ができるなあというほどの、若い人をあげつらうような酷い内容のメールである。

最近、この種のメールが僕のところに直接、間接に届くことが多く、僕はそれを「モンスターメール」と呼んでいる。

こんなメール受け取ったら、受け取った方は絶対にメンタルやられちゃうな、というほどの悪意のある表現に満ち満ちており、これを受け取った若い人は、なんとか心が折れないようにまずは必死に返信を書き、おそらくそれで力尽きて、僕のところに駆け込んできたのだろう。こんな酷いメールが送られてきたのですが、どう気持ちの整理をつければよいのでしょう、と、その一見平静を装ったメールの行間には、そうした思いが込められていたことを、容易に想像することができた。

僕もその案件の決定に関与していたから、責任の一端は僕にもある。ただこちらにいささかの過誤があるにしても、それをあんな言い方をして、しかも弱い立場にいる若い人をあげつらうのは、あまりにも酷い話である。

僕はその若い人が、これがきっかけで心が折れて仕事がイヤにならないように、empathyのメールを書き、励ました。すると「めげずにがんばります」と返事が来た。なんとか心を落ち着けてくれたらしい。

それにしても、悪気しかないそのメールを書いた人は、ふだんはそんなことを書くような人ではないので、かなり不可解である。その人自身もコンディションが悪かったのか、わからないが、そもそも立場の弱い人に口汚い愚痴を吐くというのは、社会人としてどうなのだろう。

今朝は今朝で、まったく別の人から、「△△の案件について、ちょっとある人から(その決定を)批判されて、どうしたらよいか困っています」というメールが来た。この案件もまた、僕が決定に関わってきたから、僕に判断を聞いてきたのである。

その決定を批判してきた人の言っていることには一理あり、うかつに決定した僕にも責任がある。その人はとてもまじめで繊細な性格で、大切な仕事仲間でもある若者なので、その人が我々への禍根を残さないように慎重に対応しなければならない。この場合、「決定を取り消す」という一択しかないのだが、一方で、その決定を取り消すことにより損害を被る人にもしかるべき説明をして納得してもらわなければならない。

僕は相談してきた人にそのことを説明し、双方をなんとか丸くおさめる方法を示唆した。僕に相談してきた人は、「なんとかやってみます」と返信してきたが、いま現在、まるくおさまったかどうかは、まだわからない。しかしこじれる前に早めに対処した方がよいことはたしかだ。

どこの職場でもあることだが、常に対立や行き違いやトラブルやちょっとした過誤、といったことが起こる。その場合、傷が大きくなる前に、早めに対処するのが肝要である、というのを、ここ1年ほどで学んだ。そしてここ1年、僕はそうした事態を収拾する役回りばかりさせられている、というのは、少し大げさかもしれないが、実感としてはそうなのである。もちろんそれで「お足をいただいておりますので」(by小沢昭一)、当然と言えば当然の仕事なのだが。

脚本家の三谷幸喜が書くコメディには、

「なんとかします!」

という台詞がよく出てくる。もはや八方塞がりで打つ手なしというときに、それでもなんとか打開策を見つけようとして思わず発する台詞である。

僕も日々のこうしたトラブルが降りかかったときに、心の中で、

「なんとかします!」

と叫ぶようにしている。そうすれば、気が重い事態収拾策も、コメディを演じるような気分になれるのだ。

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コメント

私の場合「なんとかします!」と口で言っちゃってますけどね。

管理職からも「ここまで炎上したら他じゃきついからなんとかしてくれ」と言われ、負け戦に臨むこと多々。
部下の育成ができてないと言われればぐうの音も出ないわけですが、主な対応先が公権力とか弁護士なので、育つ人材よこせと。まぁ「訴えるぞ」とか電話口で言われる部署に誰も来たくはないだろうけど。

話がそれましたが、それでもたまには腹の立つこともあり、炎上させた本人から「いや~すまんね~」とか「明日休暇なので」等と言われると
「お気になさらず。何とかしときますから」
と微妙に表現が変わってしまいます。

投稿: 江戸川 | 2022年2月 5日 (土) 22時51分

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