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仕事仲間

僕がシティーボーイズのファンだと知っている後輩が、「きたろうさんがこんな番組に出てましたよ」と教えてくれた。それはテレビ朝日で日曜日の早朝に放送されている「はい!テレビ朝日です」という番組で、僕は見逃していたのだが、その後輩が動画配信サイトの公式チャンネルのリンクを貼って紹介してくれたおかげで、観ることができた。

アナウンサーがゲストにインタビューをするという形式の番組で、スタジオゲストはきたろうさん一人なのだが、大竹まことさんと斉木しげるさんもVTR出演していて、はからずもシティボーイズの3人の関係性を立体的に知る番組構成になっていた。

その番組の中できたろうさんが、

「3人はいい関係ですよ。今でも2人に出会って嬉しかったと思う。友だちじゃなくてこんなにつきあうってすごいことだよね」

と言っていて、僕はあらためて気づいた。シティボーイズは、友だちではなく、仕事仲間なのだと。

3人の関係はもう50年も続いているが、50年続いても、友だち関係にはならず、仕事仲間としてお互いを認識している、というのは、とても理想的な関係だと思う。それは50年経った今でも、適度な緊張感をもって仕事をしているということを意味する。

ちょっと話はズレるが、大林宣彦監督も、俳優とは極力、撮影現場以外の場所では会わず、映画の撮影現場で再会することを至上の喜びとしていた。それは、俳優を仕事仲間として認識していた証であろう。

ぼくも、その顰みにならって、仕事仲間とは馴れ合いにならず、お互いを尊重しつつ、適度な緊張感をもって接したいと考えているのだが、うまくいっているかどうかはわからない。

では友人は、といえば、僕はそもそも友人に対して不義理をしている場合が多くて何かを言える立場ではないのだが、このブログでは、高校時代の親友のコバヤシがしばしば登場し、コメント欄に頻繁に登場するこぶぎさんも友人である。以前は、コメント欄でこぶぎさんと漫才じみた応酬をしていたが、最近は記事の本文を書くだけで精一杯になり、こぶぎさんのコメントにあまりリアクションをとっていない。事情がわからない人がコメント欄を見たら、亀の絵文字をハンドルネームにしている得体の知れない者が、ただただ一方的にコメント欄を荒らしていると思ってしまうのではないかと心配してしまう。ここではっきり言っておきますが、亀の絵文字でおなじみのこぶぎさんは、友人であり、このブログの貴重な「コメント職人」です。もちろんこの2人以外にも友人はいるのだが、このブログの中では、コバヤシもこぶぎさんも、このブログの文脈上に必要な、ファンタジーとしての友人でもあるのだ。

…何を言っているのかだんだんわからなくなってきたが、あたりまえのことを言うと、仕事上の利害関係のない者同士が友人なのであり、あまりに気の合う仕事仲間を友人視するというのは、ほかの仕事仲間の手前、危険なのではないかと感じるのだが、それはよけいなお世話かもしれない。…って、ますます何を言いたいのかわからない。

そんな他人様のことはともかく、自分は、シティボーイズの関係性とか、大林宣彦監督の仕事論を範としながら、これからも仕事上のいろいろなプロジェクトを続けていこうと思う。

いつも以上にまとまりのない文章である。

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