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対話は続く

5月13日(金)

今週も、よくぞ、よくぞ、「アシタノカレッジ金曜日」のアフタートークまでたどり着きました!

久しぶりに朝から出勤し、午前中は神経を使う仕事、午後はたまっていた仕事の処理をしていたら、あっという間に夜になってしまう。

高校時代の親友・元福岡のコバヤシは、どうやらムーンライダーズをきっかけに、いろいろと思い出したらしい。立て続けにメールが来た。

「鬼瓦殿

矢野顕子のSuper Folk Songを貴君に薦めていたのなら、多分、ムーンライダーズを聴き始めた頃と同時期(仕事が嫌で嫌でしょうがなく、音楽を聴くことに逃げていた頃)な筈なので、貴君にムーンライダーズも薦めていた可能性は高いですね。全く覚えていませんが。

蕎麦に凝っていたのは社会人3〜5年目なので、貴君を蕎麦屋に連れて行ったような気がします。

目黒にある東京都庭園美術館に写真家のロバート・メイプルソープ展に連れて行って、貴君が余り面白くなさそうにしていた記憶があるので、多分、利庵という蕎麦屋に連れて行ったのではと推測します。

でも、もしかしたら、神保町の蕎麦屋だったかもしれませんが。

ん〜、やはり人間の記憶というのは曖昧なものですね」

僕も少し思い出してみる。

矢野顕子の「SUPER FOLK SONG」を猛烈に薦められたのは、蕎麦を食べながらだったことは明確に覚えているから、小林が言うように、大学を卒業して、3~4年くらい経った頃なのかもしれない。やはりそのときに、ムーンライダーズの話題も出たことは、ほぼ間違いない。

目黒にある東京都庭園美術館に連れて行かれたことも、覚えている。ただし、何の展覧会だったかは覚えていなかった。

ただ不審なのは、いま調べてみると、東京都庭園美術館でロバート・メイプルソープ展が行われたのは、1992年4月のことで、コバヤシにとっては社会人1年目、僕にとっては大学院1年目ということである。社会人3~5年目に蕎麦に凝っていたとするコバヤシの記憶と、微妙に異なる。

仮に、ロバート・メイプルソープ展に連れて行かれたとして、僕が「余り面白くなさそうにしていた」のだとしたら、そんな僕が、いまの仕事をしているというのは、苦笑を禁じ得ない。じつは無意識下で、いまの仕事に何らかの影響を与えているのかもしれない。

東京都庭園美術館を見たあと、利庵という蕎麦屋に行ったかどうかは、覚えていないが、コバヤシのことだから、僕を蕎麦屋に連れて行ったのだろう。

僕が覚えているのは、日本橋の室町砂場、神田のまつや、あと都内の数軒だったと思う。板わさとかそばがきをつまみに、日本酒を引っかけてから、おもむろに蕎麦を注文する、という、オッサンみたいな食べ方を教わった。20代前半のときですよ!!

立て続けに、こんなメールも来た。

「追伸

矢野顕子がピアノの弾き語りでレコーディングしたニットキャップマンは、そもそもムーンライダーズのオリジナルアルバムに矢野顕子がゲストで入って歌った曲でした。

昨日、家のCDを漁っていたら、ムーンライダーズの80年のライブがあり、改めて聴くと、この辺りのライブは大分イっちゃった感が強く、テクノポップ独特の電子音にノイズ的な要素も入り混じり、曲によっては原曲のメロディーをとどめていないというか、ワザと外してラップ的な曲になってしまったようななのもあり、時代を感じました。

やはり80年代というのは、YMOに象徴されるように、日本のポップスが最も先鋭的な時代だったのでしょうかね。

それでは、またそのうち。」

転勤とともに、高校時代に読んだ本とか聴いていたCDも、そのまま持っていくという物持ちのよさにも、驚かされる。

帰宅中の車で、TBSラジオ「問わず語りの神田伯山」をリアルタイムで聴いていたら、リスナーからのメールに対して、こんなことを言っていた。

「思い返すと、友だちのおかげで世界が広がったことがけっこうある。高校2年の時、自分はプロレスにしか興味がなかったけれど、クラスの友だちが、絶対に面白いからと、広沢虎造の浪花節のCDを貸してくれた。半信半疑で聴いてみたら、これがじつに面白かった。それ以来、授業の休み時間のたびに、広沢虎造の話でその友だちと盛り上がった。いま思うと、それが講談師としての自分のその後の人生に影響を与えたと思う。そんなこと、友だちに教えられなければ、興味など持たなかったから。だから友だちは失わない方がいい」

と、ふだんの毒舌には似つかわしくないことを喋っていた。

僕がYMOにハマったのも、中学時代の友人のヤマセ君(いまとなっては、まったく消息がわからない)が薦めてくれたからである。それによって自分の世界が広がり、授業の間の休み時間には、教室のベランダでYMOの話ばかりしていた。

高校時代には、コバヤシのおかげで、YMOにしか興味のなかった僕に、ジャズという世界を教えてくれた。

そんなことを漠然と考えていたときに、ラジオでたまたま神田伯山が同じようなことを喋っていたのは、やはりシンクロニシティというべきであろうか。

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