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タブレット純を認識する4歳児

5月3日(火)

このブログでもおなじみ、文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ」は、今週1週間、メインパーソナリティーの大竹まこと氏がお休みで、代打として、今日はタブレット純と武田砂鉄氏がメインパーソナリティーをつとめていた。

僕にとっては夢の共演である。いままで歩んできた道や、趣味嗜好のまったく異なるこの二人が、お互いを尊重し、気心を通じ合わせ、それでいて適当な距離を保っている、というのが、人間関係の理想型として僕の心をとらえて離さないのである。

番組の企画は、「純鉄歌合戦」といって、タブレット純の専門である「昭和歌謡」と、武田砂鉄氏の専門である「ヘヴィメタル」(「ヘビメタ」と言ってはいけない)の曲をかけ合い、そのインパクトを競うというものである。ただし選曲には縛りがあり、タブ純には「ヘヴィメタルを感じさせる昭和歌謡」、砂鉄氏には「昭和歌謡を感じさせるヘヴィメタル」という条件が課される。

簡単に言えば、この3月末に終了したTBSラジオ「伊集院光とらじおと」で、アレな感じなレコードを紹介する「アレコード」という人気コーナーをオマージュした企画である。流れてくる曲はいずれも、珍奇な昭和歌謡、珍奇なヘヴィメタルばかりで、「アレコード」のコーナーなき今、それを受け継ぐような良企画だった。

僕はこの番組を、リアルタイムで聴いていたのだが、途中、家族が買い物に行くというので、車を出すことになった。あまりにおもしろかったので、車の中でも引き続き、この番組を聴いていた。

さて、驚くのはここからである。

ラジオから流れてくる声を聞いた4歳の娘が、

「あ!阿佐ヶ谷アパートメントの人だ!」

と叫んだ。

聞こえてくる声は、男性の声で、阿佐ヶ谷姉妹の声ではない。もちろん、家族は、ぽかーんとしている。

僕はすぐにわかった。そのときに喋っていたのは、タブレット純だったのである。

タブレット純は、NHKテレビ「阿佐ヶ谷アパートメント」の各コーナーのフリの部分で、ほんの一瞬、VTR出演している(というか、それ以外にタブレット純をテレビで見かける機会はほとんどない)。そこでは、持ち前の「声の小さいつぶやき」と、それとは対照的な力強い歌声が披露される。

しかしそれは、あまりに一瞬な時間である。ところが娘は、テレビ画面に一瞬だけ映る、タブレット純のボソボソッとした語りを聞き逃しておらず、ラジオから流れてくる声を聞いただけで、その声が、「阿佐ヶ谷アパートメント」に出演しているタブレット純だと同定したのである。

声を聞いただけで、タブレット純だとわかるって、どんな4歳児なんだ?そもそも、タブレット純の声を聞き分けることのできる4歳児って、世間にどのくらいいるのだろう?

しかしさすがは4歳児。そのあとすぐに、娘は車の中で眠ってしまった。もともと運転中の車の揺れが心地よくて眠ってしまいがちではあるのだが、理由はそれだけではないだろう。タブレット純と武田砂鉄氏の落ち着いた語りが、眠りを誘ったに違いない。

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