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ポッドキャスト番組を始めたい

最近の僕のラジオの聴き方は、radikoも使うけれど、リアルタイムで聴くことはほとんどないので、たいていは、ラジオクラウドで間に合ってしまう。ラジオクラウドでお気に入り登録している番組の、お気に入りの曜日とか、お気に入りのコーナーをひとしきり聴いたあと、まだ時間があるときは、ポッドキャストコンテンツを聴く、という流れである。

4月くらいからかなあ、いろいろと探しているうちに、といっても、熱心に探していたのではないのだが、あるポッドキャストコンテンツにたどり着いた。

そのポッドキャストコンテンツのパーソナリティーは、かつて在京キー局のレギュラー番組のパーソナリティーを長くつとめていたベテランで、どういう事情か、数年前にその在京キー局のレギュラー番組がなくなり、いまは、地方局のラジオ番組とかポッドキャスト番組で声を聴くのみである。

僕は、在京キー局時代のその人のレギュラー番組は、そのノリがなんとなく苦手なので聴いていなかったのだが、ポッドキャストコンテンツは、というより、たんなるよしなしごとを延々と語っているにすぎないのだけれど、そのよしなしごとがときに本質を突いていたり、そうかと思えばプライベートな悩みを率直に語っていたりして、ついつい、聴いてしまうようになったのである。

しかしそれも、熱心に聴いていたわけではなく、ここしばらくはその番組を聴いていなかったのだが、移動中の新幹線の中で、何もやることがなかったので、久しぶりにそのポッドキャスト番組を聴いたところ、そのパーソナリティーはこんなことを言っていた。できるだけ正確な形で引用する。

「最近、とあるラテ兼営局のラジオ番組で、午前中にやっていたデイリーワイドが終了したことにより、その番組のファンだった人が、そのロスから立ち直るために、僕のポッドキャストコンテンツと出会い、そのさみしさの穴埋めのためにこれを聴き始めた人っていう人が、けっこういるらしく、複数の人からメールをもらっています。…ちょっとウケる。そんなものなのかなあと。さみしさを紛らわすために、僕のコンテンツを片っ端から聴いているらしいんですよ。へぇー、そんなの、影響するんだーって、思って」

これを聴いて、思わず笑ってしまった。これって、俺じゃん!と。

僕は「午前中にやっていたデイリーワイド」を折にふれて聴いていたていどで、熱心なリスナーではなかったのだが、その後継番組には、ちょっと納得いかないものを感じていた。それがそのポッドキャスト番組に向かわせたことは、おそらく僕も同じなのである。僕は無意識のうちに、ほかの人と同様に、そのロスを紛らわすために、そこにたどり着いたのである。

しかし、「午前中にやっていたデイリーワイド」を担当していたパーソナリティーと、そのポッドキャストコンテンツのパーソナリティーは、必ずしも同じタイプではない。それは、おそらくリスナーも感じていたかも知れないし、ポッドキャスト番組のパーソナリティーの人も、感じていたと思う。なのになぜ俺の番組に流れ込んでくるの?と、本人も訝しんでいたのである。

さてコンテンツの中では、そこから現代のラジオ論が展開されるのだけれど、それがなかなか興味深く、僕は溜飲を下げたのだった。なるほど、こういう分析が、ロスから立ち直ろうとする人の共感を得ているのだろうな、と。

そう考えると、従来のラジオ番組的なるものは、どんどんポッドキャストコンテンツに主戦場を変えつつある。こぶぎさんが「ポッドキャストはメディアの最先端」と評したことは正しい。

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コメント

ラジオに賢る(まさる)コンテンツはない。

言い過ぎだけど。

この人の所属団体は、最近オーディオドラマを作りだしました。

わたくしめは、南国の某アナウンサーの来月退社が発表されたため、早くも、はぴるんロスです。

投稿: 🐢📻⛩ | 2022年5月26日 (木) 08時50分

こぶぎさん、正解!

投稿: onigawaragonzou | 2022年5月28日 (土) 01時19分

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