没後20年
6月14日(火)
文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ」といい、TBSラジオ「アフター6ジャンクション」(アトロク)の「ビヨンド・ザ・カルチャー」のコーナーといい、今日は武田砂鉄デーである。
…これほど武田砂鉄氏の文章やラジオを追いかけているということは、ひょっとして、これが俺にとっての「推し活」なのか???
「アトロク」の「ビヨンド・ザ・カルチャー」のコーナーは、武田砂鉄さんと町山広美さんがゲストの、「没後20年、伝説のコラムニスト“ナンシー関"特集」だった。
没後20年経つのか…。
ゲストのひとりである放送作家の町山広美さんは、たしか『タモリ倶楽部』の「空耳アワー」のコーナーを作った人(創始者)である。町山智浩さんの妹だと知ったのは、ずいぶん後になってからだった。ナンシー関と交流があったことを、このたびの「アトロク」を聴いてはじめて知った。
「ナンシー関」の名付け親は、いとうせいこうだということも、はじめて知った。
ナンシー関について書こうと思ったが、以前に書いたことがあるなあと思い出し、さがしてみると、たしかに書いていた。
「原点は青森」
いま読み返してみると、この文章に尽くされている。これ以上何も書き加えることはない。
番組では、武田砂鉄さん、町山広美さんがイチ押しの「ナンシー関のコラム(文章)」を紹介していたが、僕にとってのイチ押しはやはり、前にも紹介した、矢野顕子の「ひとつだけ」のアルバムに寄せた短文である。あれほど、テレビに出ている芸能人に対するモヤモヤを明快に言語化した批評コラムを書いていた人が、矢野顕子に対しては、純粋な気持ちを照れ隠ししながら告白する。それが僕にとってはじつに新鮮だった。
ところで昼間の「大竹まこと ゴールデンラジオ」のオープニングでは、大竹まことさんによる味わい深い独白が続き、武田砂鉄さんの出番があまりなかったのは、夜の「アトロク」出演があるので武田砂鉄さんにあまり喋らせず、エネルギーを温存させようとする大竹さんの気遣いなのかなと、僕は深読みしたのだった。こちらのオープニングも、神回である。
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