ボートマッチ普及運動
選挙に行こう!キャンペーン実施中。
こぶぎさんの薦めで、マスコミ各社のボートマッチを試してみたが、これがすこぶる面白い。
25問ていどの質問に答えると、政党や、自分の住む選挙区の候補者との近さを、パーセンテージで教えてくれる。
前回の衆議院選挙だったか、ほら、「最高裁判所裁判官の国民審査」ってあるでしょう?いままではほとんど何も考えずに審査していたのだが、それぞれの裁判官が、いろいろな裁判でどのような判断を下していたか、というまとめサイトみたいなものを、マスコミ各社で示してくれたおかげで、自分の考えに近い裁判官と、そうでない裁判官が可視化された。つまり根拠をもって、○×をつけることができたのである。
これってけっこう大事なことで、たとえばアメリカの連邦最高裁判事は、いま共和党系が6名、民主党系が3名で、ここ最近の連邦最高裁は、じつに偏った判断をしている。町山智浩さんは、「いま、アメリカは南北戦争時代へ逆戻りしている」と警鐘を鳴らしているが、ここ最近は、時代に逆行する最高裁判断が横行しているのである。ま、この国の最高裁判断も同じようなものだけどね。
アメリカの最高裁判事は終身職なので、いちど判事になると、物故するか、自分で引退を決めない限りは、人が入れ替わることはない。
その点、この国には「国民審査」の制度がある。欲を言えば、「国民審査」にも、ボートマッチみたいなシステムがあれば、もっと簡便に○×を判断できるのだがなあ。
それはともかく。
ボートマッチは、各候補者との近さがパーセントで出てくるので、
「この候補者とは、80%くらいわかり合える」
とか、
「この候補者は、嫌いだけど、30%くらいはわかり合えるのかあ」
とか、
「この候補者は、なんとなく好きだけど、意外と50%しかわかり合えない」
といったことがわかるのである。
もちろん、人との近さはパーセントでははかれないことはわかっているのだけれども、どんなに嫌いな人間でも、2~3割くらいは、わかり合えるところがあるのだ、ということを教えてくれる。一般論として、人と人とがまったくわかり合えない、ということはないのだ。
ところが、である。
今回やってみて、一人だけ、0%という候補者がいた。
四半世紀以上前にテレビアイドルとして活躍していた候補者である!
言うに事欠いて、0%というのは酷すぎる。「まったくわかり合えない」ということではないか!!!
おそらく、わかり合えない、というより、話の通じない人なのかもしれない。
それにしても、いったいなぜ、0%などというあり得ない数字が出たのだろう?まさか、アンケートに無回答だったということはないよねえ。
で、僕は考えた。
これからは、ボートマッチを、候補者と有権者の義務としたら、候補者と有権者の双方の意識が変わり、投票率が上がるのではないだろうか?
マイナンバーカードの普及よりも、ボートマッチの普及を!
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コメント
(着信音)
もしもし。
こちらはKBGIお客様センターです。
おお、ちょうどよかった。全然電話がかけられないから聞こうと思ってたんだけど、あんたの会社の電話番号がどこにも書いてなくてさ。電話会社なんだから自分の電話番号くらい書きなよ。
この度は大規模な電話不通により、お客様には大変ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。つきましては補償についてご連絡を差し上げた次第です。
ああ、当然だろ。で、いくらもらえるの?
はい、今回お客様が通話できなかった時間は60時間でございましたので、これから私と60時間無料通話を行うのが補償内容となっております。
何言ってるの?
恐れ入りますが、弊社とのご契約書をお読み頂けるとよろしいのですが、弊社では重大事故の際は会社の倒産を防ぐために、金銭ではなく、通話そのもので現物補償すると明記されております。
知らないよ。大体、これから60時間ぶっ通しで電話できるかよ。
お客様のご都合により、補償の権利を放棄することもできます。
あんたは大丈夫なのかよ、これから2日半もしゃべるって。
私はAIですので、電力不足で計画停電にならない限り、永遠にお相手できます。
(60時間後)
でさあ、その演説会がなんか覇気がなくてさ。で、帰りがけにフラミンゴの店に行ってみたら閉店していて。でも、そのあと旨い中華料理屋を見つけちゃって。
お客様、お時間となりました。この度は、KBGI現物補償プログラムをご利用下さいましてありがとうご..
おいおい、まだ話し終わっていないよ。
・高原サウナで「ロウリュ奉行」に熱波を浴びせられ続けた話
・かっぱの宿で食い倒れ
・かっぱのアナウンサーがテレビに出ていないと思ったら
・かっぱは、俺のすぐ近くにいる
・始まったばかりの韓国ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」が面白い。おすすめ
・せっかく、客が忙しすぎる博物館でトンコリの弾き方を習ったので「ASHIBI三線」みたいに安価なトンコリを販売してないかなあ?
とか、まだ全然話していないんだけど。
お客様。
なんだよ。
弊社の電話回線が復旧するまではDOCOYO社の回線でお電話しておりますので、このまま続けられますと、弊社の電話代がかさみます。
投稿: 🐢☎ | 2022年7月 6日 (水) 07時13分
私もボートマッチはいいと思います。
組織票組はともかく、いわゆる無党派層には政治に興味を持つきっかけにはなるかと。
なぜか私もその方との相性が0%のサイトがあったんですよね。
サイトによっては0%の候補が他にもいました。
「この新聞社のアンケートには回答するが、あの新聞社には回答しない」
的な姿勢でもあるんでしょうか。
だとするとあまり賢明な対応ではないような気がしますが。
今回のボートマッチで一番驚いたのが、自分と60%以上相性が合う候補者がいないということ・・・。
やはり自分は相当異端で捻くれ者なのだと実感しました(笑)
投稿: 江戸川 | 2022年7月 6日 (水) 15時01分