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まだ週の前半

7月26日(火)

明日から始まる「ひとり合宿」を前に、仕事をできるだけ片付けてしまおうと思ったら、とんでもない量のメールを書くことになった。

もう最後の方は、来たメールを読む気になれず、そのまま担当部署に転送して、「頭がはたらかないので、詳細は来週」とだけ書いた。

それ以外に、月末締め切りの仕事をいくつか提出しなければならない。

土曜日に行われるオンライン会議の会議資料の締め切りが木曜なのだが、木曜は「ひとり合宿」中なので資料が提出できない。仕方がないので今日のうちに送らなければならない。A4で2枚程度と言われていたものを、まとめていたらA4で9枚になってしまった。この内容を2枚に圧縮する時間も気力もないので、そのまま送ることにした。

会議出席者全員に送ってくれ、とのことだったが、まだだれからも資料が来ていないということは、僕が一番乗りということになる。

先方に、

「今週土曜日の会議資料をお送りいたします。枚数が多くなり、かつバランスの悪いものになってしまい申し訳ありません。ほとんどはメモ代わりに書いただけですので、当日は10分以内で説明は終わります」

とメールを書いたら、

「土曜日の会議にむけて、非常に詳しく充実した資料をご用意くださいましてありがとうございました。お一人10分ほどで、などとお願いするのが申し訳ない気がいたしますが、当日はどうぞよろしくお願いいたします」

と返信が来た。

いや、俺は別にやる気があるわけじゃないんだよ!めんどくさいだけなんだ!

この仕事にやる気があると思われたら困るなあ。

もうひとつ、今月末必着の、講演会資料も、もうこれでいいや、と諦めて送った。

「ひとり合宿」の前に体調を整えなければいけないのに、これではヘトヘトの状態で「ひとり合宿」を迎えることになる。

書くことがなくなったので、どうでもいいことを書く。

僕がたまにオンライン会合でお目にかかる方が、選挙ライターの畠山理仁さんにそっくりなのだ。顔も、声も、ひげの生え方も、そっくりである。

僕はその人を画面越しに見るたびに、畠山理仁さんのことを思いだし、畠山理仁さんが動画サイトで喋っている姿を見るたびに、その人のことを思い出す、というくらいなのである。

しかし決定的な違いは、畠山理仁さんの話はめちゃくちゃおもしろいのに対し、その人の話すことは、たいした内容ではない、ということなのだ。畠山理仁さんのような声や口調で、何かいいことを言ってそうに聞こえるのだが、よくよく内容を分析してみると、たいしたことを言ってないということに気づくのである。

逆にその人の効果で、畠山理仁さんの選挙についてのおもしろい話が、いくぶん差し引かれて僕に伝わっているのではないかとも勘ぐってしまう。

その人には、まだ実際に対面で会ったことがない。実際に対面で会ったら、畠山理仁さんとは似ても似つかない可能性もある。

…疲れた頭で、俺はなんというどうでもいい話を書いているのだ??だいいち、畠山理仁さんに似ているその人に対して失礼ではないか!

「ひとり合宿」が終わった朝に、気づいたら小さな虫になっていた、ということにならないようにしよう。

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