不安な学習会・完結編
7月20日(水)
さて、本日が本番の、オンライン学習会はどうだったのか?(誰も気にしていないと思うが…)。
午前中の接続テストはうまくいった!
音声もとてもクリアに聞こえ、パワポの画面共有もストレスなく行うことができた。
なんだ、取り越し苦労だったのかよ。これで問題なく本番を迎えられる。
午後、本番の30分前に入室し、接続がうまくいっていることを確認し、いよいよ自分の番が始まるというときになって、
「ちょっとお待ちください!」
と、ストップがかかった。
先方の画面がオフになっていて、ヒソヒソ、ヒソヒソ、と声が聞こえるのだが、いったい何が起こっているのか、わからない。
そのうち、先方のコーディネーターの方が、何やらしゃべり出した。
それを聞いていたもうひとりの講師の先生が、たまらず口を出した。
「いまは、鬼瓦さんが話す時間でしょう?なんであなたが話してるの?」
もうひとりの講師の先生も、僕と同じくオンライン参加なので、配信会場で何が起こっているかわからないらしい。
「場をつないでるんですよ!」
どうやら、配信会場には何人か集まっていて、僕の講義が中断されている間、その方が場つなぎにお喋りをしていたようだ。
いったい配信会場で何が起こっているのだろう?いつまで待っていればいいのだろう?不安になってきた。
声が聞こえた。
「鬼瓦先生、ちょっとしゃべってもらっていいですか?」
「鬼瓦です。聞こえてますかー?」
「あれ、やっぱりおかしいな」
おいおい、いったいどうなっているのだ?
かれこれ20分以上も経っている。お客さん、苛立っているんじゃないかな?というより、会場の姿もまったく見えないので、現場がどうなっているのか、全然わからない。
悪戦苦闘の末、
「鬼瓦先生、何か喋ってください」
「鬼瓦です。聞こえてますかー?」
「よかった。聞こえた」
どうやら、配信会場には大きなモニターがあり、それをみんなで見ているようなのだが、音声がホストコンピュータのタブレット端末では聞こえるのだが、大きなモニターのスピーカーからは音声が出ていなかったらしい。モニターのスピーカーから音声が出せるように悪戦苦闘していたようなのである。
午前中の接続テストでは、自分のパソコンと、先方のホストコンピュータであるタブレット端末の間で、音声がクリアに聞こえるというだけで、安心してしまい、大きなモニターのスピーカーから音声が出るかどうかの確認をしていなかったのだ。
事前に準備しておけよ!と言いたかったが、悪いのは担当者ではなく、そのような不便なオンライン環境にしてしまったその庁舎であり、つまりは構造的な問題である。
25分遅れくらいで、ようやく学習会が始まった。始まってからはまったくトラブルがなかった。
オンライン学習会終了後、すぐに担当者の方からお詫びとお礼のメールをいただいた。僕は、
「オンライン会議システムが思うがままにならない庁舎の環境の中で、たいへんご苦労されたことと拝察します。ご期待通りのお話ができたかはなかなか不安ですが、ひとまず、私の声と画面が届いたことに安堵しています」
と返信を書いた。
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コメント
今日は世界的なオンライン会議ソフトが全世界的に障害を起こしていて、大変でしたね。
オンライン会議なんかしている会社は、つながらなくて大混乱だったでしょう。
小さな町の学習会とかもね。
まあ、その点、我々は面と面を突き合わせて、本日、吹きだまりオフライン・オフ会を急きょ開催したわけですから、なんの障害もなかったと。
やっぱりオフライン・オフ会はいいですねえ。
ヒンモリ・アジョシの話とか、言い放題だからねえ。
でも一番の議題は、どこかの超長文系ブログ作者のご尊顔が、ネットの海を漂っているという話。
まさに「デジタル・タトゥー」ですな。
もっとも、あんなイラストを背中に彫り込まれてもねえ。
とまれ、吹きだまらーのよい子のお友達にはおなじみのあの顔面が、いとも簡単に大スクリーンに投影されているとは、お釈迦様でもご存じあるめえ。
わたくしめが、かつて描いた「鬼瓦の塗り絵」画像も、ネットの大海のどこかに漂っていると思うので、ぜひそちらで探し当てて、スヨンちゃんの保育園で園児全員に色塗りしてもらいたいなあ。
投稿: 🐢🧚☕ | 2022年7月21日 (木) 18時59分