選挙変態
7月3日(日)
この土、日は、体調が最悪だったが、オンライン会合が2日間にわたってあったため、やっとの思いで画面の前に座り続けた。ビデオをオフにして寝ていようかとも思ったが、いつコメントを振られるかわからなかったので、そういうわけにもいかなかった。
体調が悪いのは、暑さのせいか、薬の副作用のせいか、よくわからないのだが、体中の粘膜が弱っているのは、明らかに薬の副作用だろう。そういう時に限って、うっかり自己責任で、タイの激辛麺を食べてしまい、たいへんな目に遭った。食べて数時間後にもよおしたのだが、出口のあたりがヒリヒリする体験を久しぶりにした。ということは、激辛唐辛子ってのは、消化されないのかね。
まあそんなことはともかく。
国政選挙がいよいよ来週である。
いろいろと思うところはあるのだが、僕が大好物なのは、候補者そのものではなく、選挙期間になるとものすごく元気になる、「選挙変態」(褒め言葉)と呼ばれる人たちである。選挙ライターとしては、畠山理仁さんが有名だが、ほかにも「選挙変態」がいる。
「選挙とはお祭りである」と断言して憚らない、ダース・レーダーさんとプチ鹿島さんのYouTubeチャンネル「ヒルカラナンデス」は、選挙の前になると、中学生みたいにはしゃいじゃっていて、見ていて楽しい。限られた選挙期間中に、どこの選挙区を取材したらわくわくするか(あるいはヒリヒリするか)を考え、実際にその選挙区を「漫遊」する。プチ鹿島さんは自らを「好事家」と称しているが、言い得て妙である。
TBSラジオ記者の澤田大樹さんと選挙ライターの宮原ジェフリーさんは、つい先日、TBSラジオのYouTubeチャンネルで「参院選全選挙区総ざらい2022!比例もあるよ」という番組を配信した。比例を含む全選挙区の候補者の一人ひとりについて、情報を提供する内容で、日曜日の午後3時から午後8時半頃までの約5時間の生放送をしていた。終了時間はとくに決めておらず、全選挙区の総ざらいが終わった時点で番組が終わる、というしくみで、前回の衆議院選挙の時は、7時間以上の放送時間だった。「今回は短く終わりました」と言っていたが、5時間は決して短くはない。
澤田さんと宮原さんは、同じ大学の同窓生で、むかしから選挙前になると、休みの日に家に集まって、全選挙区の動向を分析していたという。それがたまたま、前回の衆議院選挙の時から、YouTubeで動画配信したというのである。つまり仕事ではなく、完全なる趣味なのだ。ほとんどすべての候補者の情報を仕入れている宮原ジェフリーさんは、まさに「選挙変態」と呼ぶにふさわしい。
そういえば、僕の身近にも「選挙変態」がいたような気がしたが、その人は以前、韓国の大統領選挙まで取材していたと記憶する。「選挙変態、海を渡る」というドキュメンタリー映画を作りたい。
| 固定リンク
「趣味」カテゴリの記事
- スダを比較する(2022.11.26)
- レモンの実(2022.11.02)
- よろしくどうぞひとつ(2022.10.09)
- 俺は、六代目の落語を生で観たんだぜ(2022.10.03)
- 伝説の劇作家(2022.09.23)
コメント
あのねえ、採〇キットみたいなタイトルにしないように。
http://yossy-m.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/post-6f70.html
ええ、お察しの通り、昨日は街宣車の拡声器に起こされて、結局、県内を車で走り回って、街頭演説を3つハシゴしましたよ。
本当は、世界的落書き屋(って誰?)の美術展に行こうと思っていたのに。
ところで、選挙変態のよい子の吹きだまらーのみなさん、新聞各社やNHKがやっている「ボートマッチ」はもうお試しになりましたか?
https://vote.mainichi.jp/26san/
政党・候補と自分の意見の一致度が「相性占い」みたいに分かります。
比例区も政党名だけでなく候補者名でも投票できますので、あのタレント候補や、あのお騒がせ候補と自分との間に何パーセントの一致度があるか探すと面白いです。
まあ、100%一致という候補もいないけど、誰がこんなヤツに投票するかと思っていた候補とも1~2割は同じ意見だったりして、人間の主義・思想の妙味が分かります。
新聞社・NHKのアンケート質問内容の違いにより一致度もやや異なるので、各社のボートマッチサイトをお試しあれ。
投稿: 🐢📢 | 2022年7月 4日 (月) 16時07分