ふとした病
8月29日(月)
まだ身体は本調子とはいえないのだが、今日から活動再開である。
難しいのは、この2週間ばかり、セルフ監禁だの、秘境探検などをしてきたことについて、職場や仕事の関係者にどの程度まで言っていいのか、ということである。
いちおう、職場では、個人情報保護の観点から、名前は明かさないことになっている。あらぬ誹謗中傷を受けないようにするためだという。
一方で、タレントなどは平気で公表しているが、その違いは何なのだろう。
また、仮に職場では名前を明かさないとはいっても、実際、職場の担当係には正直に連絡しているのだから、実際には職場にある程度広まっている可能性もある。
実際に仕事上、迷惑をかけてしまう人が多かったりするので、この「空白の2週間」について、どのように説明してよいのか困ってしまう。
ひとつ考えたのは、
「エキノコックスという病気に罹りまして、この2週間ほど療養していました」
という理由なのだが、万が一、本気でとらえられてしまうと、それはそれでやっかいだな、と思う。
じゃあ、明らかに冗談だとわかる「うどんこ病」とか「かっぱん病」とかにしようかとも考えたが、おそらく、そういう問題ではないだろうと思い直す。
立川談志がよく使った「ふとした病」にしようかと思ったが、すでに何年も前にサザンオールスターズの桑田佳祐が、病気から復帰して紅白歌合戦に出演したときに、「ふとした病に罹りまして…」と、明らかに立川談志へのオマージュととれる挨拶をしていたので、このパターンも使えない。というか、そもそも「ふとした病」が立川談志のジョークだということは、おそらくだれも気づかないだろう。事情を何も知らない人からしたら、「ふとした病」って何だ?と、よけいにさまざまな憶測を呼びさますことになりかねない。
結局、どうしても事情を説明する必要がある人に対しては、
「流行病(はやりやまい)に罹りまして…」
と説明したのだが、これだけですでに丸わかりである。
そんなことで気に病むので、はやりやまいには罹らない方がよい。
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