秘境探検その3・アメニティグッズ
8月24日(水)
今回は、秘境におけるアメニティグッズについて述べる。
秘境入境前に、秘境体験者に指摘されたのは、
「個室にはバスタオルもタオルもないので、バスタオルやタオルを何枚も持っていった方がよい」
「汗をかくかも知れないので、一日に何度か着替えられるよう、下着は多めに持っていくこと」
「もし持参したタオル、下着などを使い切ってしまったときのために、個室の洗面所で洗うための洗濯洗剤を持っていったほうがよい」
の、おもに3点だったと思う。
僕の性格上、個室の洗面所で洗濯をすることはたぶんしないかも知れない。そもそもそれだけの体力が残っているかどうかもわからない。
そこで、洗濯しなくてもすむように、できるだけたくさんのタオルや下着を持っていくことにした。もちろん、念のため洗濯洗剤の小袋も持っていった。
ただし、バスタオルは大きいしかさばるので、シャワーの後に身体を拭くのはタオルですませることにした。
さて、実際に秘境に入ってみると、考えてみれば一日中個室にこもっているので、そもそも汗をかくということは、ほとんどない。
だから、一日のうちに下着を何度も着替えるとか、タオルを何枚も使うなどということは、まったくない、ということがわかった。
タオルに関していうと、シャワーのあとに身体を拭いたタオルは、よく水洗いして絞って、ハンガーに掛けておけば、半日くらいで乾いてしまう。新しいタオルをおろさなくとも、そのタオルがくり返し使えるのである。
もちろん、人によっては、秘境にいる間に汗をかく人はいるのかも知れないが、僕の場合、珍しくというか、幸いにしてというか、汗をかくような状況になかったということなのである。
じゃあ、最初からタオルや下着の量を減らして持っていけばよかったではないか、ということになるのだが、こればかりは、秘境に入ってみないとわからない。
もうひとつ思い出した。
個室には、電気ケトルはあるのだが、コップとか湯飲み茶碗とかが置いていないので、「マイカップ」を持っていった方がよいとも言われた。
後述するように、1階のお弁当と飲料水(水・お茶)を取りに行くスペースには、各種のアメニティーグッズが置いてあって、その中の一つに紙コップがある。コップが必要な場合は、お弁当を取りに行くついでに紙コップを必要分だけ手に入れることはできる。
困るのは、食事の時のために持ってきた、粉末スープやフリーズドライのスープをどうするかである。
こればかりは、紙コップでは無理なので、自宅から汁物用のお椀を持っていくことにした。しかし、食器洗い用洗剤はさすがに持って行けないので、食後には洗面所の水でよく洗い、それを冷蔵庫に入れて乾かして、くり返し使うことにした。
さて、1階のスペースには、お弁当や飲料水(水・お茶)のほかに、各種のアメニティグッズがあると述べた。各種、といっても、そんなにバラエティーがあるわけでもない。
まず、先ほど述べた紙コップ、そして、インスタントコーヒーやクリーミングパウダーなどの粉末スティック。これで、ひとまずコーヒーはまかなえる。
ほかに、マスク、歯磨きセット、ビニール袋、割り箸、食器洗い用のスポンジ、身体を洗うためのスポンジ、洗濯洗剤の小袋もある。
ちなみに、マスクは、秘境入境時に1人につき10枚が支給されるので、マスクを何枚も自宅から持っていく必要はなかったし、よほどのことがないかぎり、追加でマスクを入手する必要もない。
洗濯洗剤の小袋も置いてあったので、これも自宅からもっていく必要はなかった。
歯磨きセットは、一般的なホテルにあるものと同じだが、僕はいつもマイ歯ブラシセットを旅の時に持ち歩いているので、これも特に必要はない。
ということで、この中でコーヒーや紙コップのほかに役に立ったのが、食器洗い用スポンジと、割り箸である。ただ、食器洗い洗剤がないので、洗面所で、そのスポンジを使ってゴシゴシと水洗いするしかない。たぶんほかの人もそうしているのだろう。割り箸は、カップ焼きそばを食べるときに役に立つ。
…と、こんなことを延々と書いたところで、次に体験することはないだろうし、もう二度と体験したくない。
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