首が回らねえ
9月12日(月)
昨日の会合は、朝9時半から夕方5時近くまでの長丁場で、疲れたけれど大変充実した会合だった。
久しぶりの再会もあり、新しい出会いもあった。僕は一度にたくさんの人に会うと「人あたり」してしまうのだが、昨日はそんなことはなかった。
会合が終わってから、ひょっとして打ち上げとかあるのかな?と思っていたが、さすがにこのご時世なので、なんとなく流れ解散になった。
僕はホテルに戻ってから、むしょうにお腹がすいたので、「孤独のグルメ」を気取ってそばを食べに行った。
食べ終わって、ちょうどホテルの部屋に戻ったタイミングで、電話が鳴った。会合に参加した、同い年の友人である。
せっかく久しぶりに来てくれたのに何もおもてなしできなくてごめん、いえいえ、こういうご時世だから仕方ないね、ほんとうはビールでも飲みながらじっくり話したいと思っていたんだがな、などとひどく残念がっていたが、いつしか電話の内容は、彼のここ最近のさまざまな出来事の話題になった。
あいかわらず波瀾万丈の日常生活を送っているなあと、ジェットコースターのような彼の話術とも相まって、繰り出す話題のひとつひとつが可笑しくてたまらなかった。しかし彼は、僕と同じ、深刻な悩みを抱えていた。
それは、いろいろなところに首を突っ込んで、首が回らなくなる、ということである。
僕と彼は、必ずしも性格が似ているわけではないのだが、なぜか馬が合う。それは、「いろいろなことに首を突っ込んでしまい、首が回らなくなる」という点で共通しているからだとわかった。つまり、性格は似てないが、性分はそっくりなのである。
自分で蒔いた種、といえばそれまでなのだが、いまの僕も、いろいろと首を突っ込みすぎて、首が回らない。今日もさっそくあちらこちらから催促のメールが矢のように飛んできた。締め切りがとっくに過ぎている仕事を、すべて「今月中には必ず仕上げます」と返信してしまったが、はたしてそんなこと、ほんとうに可能なのだろうか?僕はそのことを考えただけで、パニックになる。
しかし、同い年の友人が同じ境地にあると考えると、なぜか少し安心する。諸方面の仕事の関係者にごしゃがれる前に、仕事を片付けなければと、新たに決意したのだった。
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