メール地獄
9月21日(水)
本日来た仕事のメールは69件、こちらから送信したメールは18件。これが多いのか少ないのか、よくわからないのだが、少なくともまる一日潰れたのは事実である。
電話による交渉もいくつか行った。電話はいずれも神経を使うものばかり。メールも電話も、その多くはおもに来年開催のイベントにかかわるものである。けっこう「待ったなし」の案件が多い。
今週は、シルバーウィークとやらで、平日が3日しかない。3日で5日分の仕事をこなさないといけないから大変である。
今日は、山ほどある「絶対に落としてはいけない原稿」に取りかかろうと思ったのだが、そんな余裕などまったくなかった。
僕が来年のイベントに関するメールに神経をとがらせているなか、別のチームが、ものすごい勢いでメールをやりとりしていた。
そのチームは、この11月に韓国に行くことを考えていて、日程調整について猛烈な勢いでやりとりをしている。チームの一員である僕にもそのやりとりが送られてくる。
「韓国で案内をしてくれる人が、11月の土曜日を基準にして12、26日が可能とのことです」
とメールが来ると、チームのメンバーは、
「11月12日ならば都合がよいです」
という。しかし、訪れる場所は、ソウルからKTXとバスを乗り継いで4時間近くかかる場所で、もちろん日帰りは無理である。
どうしても、金曜日のうちに韓国に渡航し、日曜日に帰るという2泊3日をかけなければならない。しかしこれはあくまでも最短の日数であって、現実的には、1日だけその町を訪れて帰るというのは、なんとももったいない。
チームのリーダーは、「金曜に仕事があるので、仕事が終わってから飛行機に乗る」と言い出したが、現在、夕方に出発する韓国便は存在しない。
では、土曜日の早朝に日本を出て、土曜の午後と日曜日を見学にあて、月曜日の朝10時半に羽田空港に着くようなスケジュールはできないか、と言うのだが、土曜の早朝に出ても、その日は現地に到着するだけで一日が終わるだろう。
しかし、韓国で対応してくれる方は、基本、平日勤務なので、週末に対応するとなると、勤務外ということで負担を強いることになる。それでも先方は、週末でもいいですよ、と言っていただいているようなのだが、「週末に対応していただけるのはありがたい。ぜひそうしましょう」と、無邪気にその好意に甘えてしまうのは、正直言ってどうなのだろう。
それに、土曜の朝早くに出て、月曜の朝早くに帰るとしても、結局、その場所を落ち着いて見学できるのは、日曜日の午前中くらいしかない。日曜のうちにソウルに戻らなければならないからである。それくらい交通の不便な場所にあるのだ。
先方は、せっかくそういう田舎町に来るのだから、時間をかけて見学してほしいという希望もあることだし、ここは無理をせずに、これはいっそ「水入り」ということでいいのではないか、と思っていたら、チームのメンバーが、さすがにこの強硬スケジュールが不可能だと悟ったらしく、「11月中は無理なので、あらためて2月にしましょう」と提案してきた。その代わり、11月はソウルを中心にまわったらどうでしょう、と、これまたゴキゲンな提案をしてきた。
来年2月となると、僕はイベントの1か月前で準備で最高潮に忙しいので到底参加は無理である。もっとも11月だとしても参加は無理なのだが。というより、今年はもう、イベントに向けて使う体力を温存したいので、韓国に行くためにエネルギーを使いたくないのだ。
そんな韓国旅行の夢が広がるゴキゲンなメールが、今日来たメール69件のうち、9件を占めていた。僕は今のところ、ノーコメントである。
| 固定リンク
「職場の出来事」カテゴリの記事
- 疲労のピーク(2024.10.29)
- 2連勤の2日目・Tシャツを着て仕事をする(2024.10.20)
- 2連勤の1日目(2024.10.19)
- 取材というより雑談・2回目(2024.10.14)
- 秋祭りと怪ホテル(2024.10.12)
コメント