これは何運なのか?
9月26日(月)
夕方、新幹線に乗り、西へ向かう。明日の早朝から3日間、かなりハードなスケジュールでの作業が待っている。体調がもつか、心配である。
新幹線で少しでも休もうと、3列シートの窓側の席をとった。
出発直前に新幹線に乗り込むと、僕が座る列の通路側にすでに人が座っていた。その人は、サラリーマン風の格好をした人で、太っている僕よりもかなり太っている。
(またかよ…)
僕は何度かそういう経験がある。新幹線に乗ると、必ずといっていいほど、隣に体格のいいおじさんが座っていて、座席がとたんに窮屈に思えるのだ。いつもながら、座席運がない。
まあ仕方がない。今回は3列シートの真ん中の座席空いているので、それだけでもラッキーである。
出発してからほどなくして、その通路側の座席のおじさんは、真ん中の座席に、自分が脱いだジャケットを置いた。
いつもわからないんだけど、3列シートの真ん中の席が空いている場合、それは誰のものなの?窓側?それとも通路側?
通路側にしてみたら、「おまえ、窓側の席に座っているんだから、真ん中の席くらい俺に使わせろよ」ということなのだろうか?
あるいは、先手必勝なのかも知れない。
しかしその太ったおじさんは、基本的にきわめて紳士的な態度でおられたので、とくに何事もなく、目的地の駅に着いた。その太ったおじさんも、同じ駅で降りた。
今日泊まるホテルは、駅のすぐ近くにあるホテルなのだが、初めて泊まるホテルなので、場所がよくわからない。この駅の南側には、大きなホテルが林立していて、しかもあたりが暗くなってきたこともあり、よけいに行き方が難しい。
(なんていう名前のホテルだったかな?)
覚えにくい名前のホテルだった。駅の南側を歩いていると、アレじゃないか?というホテルを見つけた。
うっすらと記憶している名前をたよりにそのホテルに入ったら、たしかにそこが自分の泊まるホテルだったので、安堵した。
ホテルのフロントで受付をすませ、自分の部屋に向かおうとすると、何となく気配を感じた。
気配をした方を見ると、なんと、さっきまで新幹線で隣の席だった、あの太ったおじさんがいるではないか!
向こうも少し驚いたようで、明らかに「二度見」していた。
しかしここで「さっきはどうも」なんて挨拶するのはどう考えてもおかしいから、何も言わずに自分の客室に向かったが、こういうのって、何運って言うの?
新幹線で隣に座った見知らぬ他人が、日本屈指の観光地といわれる、ホテルの多い町で、同じホテルに宿泊するという確率は、どれくらいだろう?
こんなことで、運を使いはたしてしまって、よいのだろうか?
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コメント
アンノ運(Unknown)
投稿: 🐢 | 2022年9月27日 (火) 17時19分