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朝から是枝監督

10月21日(金)

今週も、よくぞ、よくぞ「アシタノカレッジ金曜日」のアフタートークまでたどり着きました!

もうすぐ4歳7か月になる娘は、是枝裕和監督の映画「海街diary」にハマっている。

朝、起き抜けに、自分が観たいテレビが観たい、と言いだしてきかない。

「何が観たいの?」

ときくと、

「さちとすずが出ている映画」

という。「さち」とは綾瀬はるかで、「すず」とは広瀬すずの役名である。

朝っぱらから「海街diary」かよ!ちょっと重いなぁ、と思いながら観るのだが、観ていると、やっぱりこの映画はいいなあと思ってしまう。もちろん、映画は好き嫌いの問題だから、好かない、という人もいるだろうが、僕は是枝監督のちょっとした演出にやられてしまう。

しかし、何度か観ているうちに、ちょっと違和感を覚えるところがあった。

冒頭、鎌倉に住む三姉妹が、自分たちを捨てた父が亡くなったという知らせを受け、その葬儀に出るために父の終焉の地を訪れるという場面がある。東北のひどく田舎な町で、一両編成のローカル鉄道に乗って無人駅のような駅に着くと、そこに腹違いの四女(広瀬すず)が迎えに来ている。

その場所というのは、僕の「前の勤務県」だったところである。僕は久しぶりに観たその映画で、僕のかつての勤務県が映画の舞台の一つになっていることにあらためて気づき、ある感慨を覚えたのだが、しかしどうも違う。

僕はわりと県内をくまなくまわっていたつもりだが、走っているローカル鉄道の車両は、見たことがないがないし、駅舎もなじみがない。その「父」というのは、最後は温泉で働いたという設定になっているが、その温泉の名前も、聞いたことがない。

その違和感に微妙な心地悪さを感じたのだが、調べてみると、実際には異なる県でロケをしていた、ということが判明した。だから、ローカル鉄道の車両も、駅舎も、全然違う県で撮影されていたということになるのだ。

それで疑問は氷解したものの、違和感は拭えない。

ヘタにその土地について詳しいがゆえに、そういったところに引っかかてしまう、というのは、僕の悪い癖だろうか。

でも考えてみれば、いちいちそんなことを考えていたら映画やドラマなんぞ見ていられなくなってしまう。つい最近観た映画「さかなのこ」だって、さかなクンの出身地である館山で全編ロケをしたわけではなく、どうやら沼津でもロケをしているらしい。そんなこといったら、「南極料理人」だって、南極ではなく北海道でロケをしていたのだ。

NHKのドラマ「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」(これも娘は見続けている)も、名古屋制作の番組なので、一部阿佐ヶ谷も登場するが、おそらくロケの大半は名古屋あたりなのだろう。

いつぞや娘と一緒に阿佐谷に行ったときに、阿佐ヶ谷姉妹の住む実際のアパートがドラマのアパートとは違っていたり、通っていた喫茶店もドラマと違っていたりすることに娘は気づき、かなり戸惑っていた。

そんなことをいちいち気にしていたら、映画やドラマには入り込めないのだが、どうも僕と娘は、そういうところにこだわることについては、そうとう似ているようである。

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