人生のメリーゴーランド
久しぶりに、高校時代の親友・元福岡のコバヤシからメールが来た。
「鬼瓦殿
ブログを読む限り、どうにかこうにか何とかやってるみたいですね。でも相変わらず、仕事を詰め込んでるのを見ると、人間変わらないものだなあと、つくづく思います。
先程、貴君のブログでミュージアム コンサートに行き、また人前で演奏してみたい、と書いていたのを読み、久しぶりにメールしようと思いました。というのも、10月に入り先週末、先々週末と私自身が人前で演奏する機会が有り、その楽しさをしみじみと実感していたからです。
ちなみに先々週末は奈良の○○寺というお寺で、この夏から参加し始めた大阪のビッグバンドで演奏し、この週末は門司港で10年来続けている福岡のカルテットで演奏しました。
久しぶりの人前の演奏でしたが、やはり観客に向かって演奏するというのは、演奏の出来自体はともかく嬉しいものですね。所詮、自己満足でしかないのですが、やはり人に見て欲しいという欲求が自分にもあるのだなあと、つくづく思いました。
貴君も諦めずに是非また挑戦して欲しいものです。
ということで、先週土曜の門司港の演奏を知り合いが撮ってくれた映像のアドレスを添付するので興味があれば聴いて見てください。学生時代に作曲したオリジナルを33年振りに演奏してます。
ビッグバンドの方はYoutubeで検索すると出てきます。「人生のメリーゴーランド」という曲でソロを吹いています」
送られてきたリンクをたどり、演奏を聴いてみた。
門司港でのカルテットの演奏は、コバヤシのオリジナル曲で、彼の演奏を堪能できた。高校の後輩で、CDを出したりしているサックス奏者もいるのだが、コバヤシの演奏がはるかに心にすっと入り込むのは不思議である。むかしから聞き慣れた音だからだろうか。若い頃よりも上手くなっている。若い頃からどんな演奏をやりたいのかがはっきりしていて、軸がぶれていないな、と感じる。
奈良の古刹での演奏はビッグバンド編成で、どれも親しみやすい曲ばかりだった。彼がソロをとった「人生のメリーゴーランド」。すごく聞いたことがある曲で、何の曲だったかな?と調べてみたら、宮崎駿監督の映画『ハウルの動く城』の劇伴音楽で、久石譲が作曲したものだった。どうりで心に残るはずである。
この曲をビッグバンドのためにアレンジしたものなのだが、妙にマッチしている。どことなく「Beautiful Love」というジャズの名曲を彷彿とさせるからかも知れない。そう感じているのは僕だけかも知れないが。
僕自身の演奏は叶わなくても、職場にミュージシャンを呼んでコンサートをしたい、などという思いに駆られる。
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