ファンレター
10月11日(火)
ひとり合宿、2日目。
2日目が本番。今回はいつも以上に過酷だった。痛いとかそういうのはないのだが、とにかく過酷である。全体の流れは、すっかり覚えているのだが、やはり毎回、2日目の過酷さにひるんでしまう。いつまで経っても慣れない。この過酷さは、だれにも伝わらないだろうな。
4歳6カ月の娘は、つい最近までTBSテレビで放送されていた金曜ドラマ「石子と羽男」を夢中になって観ていた。いまも、録画したものを頻繁に観ている。
どうせ例によって漫画かなんかが原作なんだろう?と思っていたら、西田征史さんという人の脚本によるオリジナルの作品なんだね。しかもこの西田さんという人は、元お笑い芸人らしい。
僕は、娘が熱心に観ている横で、観るとはなしに観ていた、という程度なんだが、出演者がどれも好感が持てて、観ていて飽きなかった。
有村架純と中村倫也のダブル主演だが、そういえばずっと以前、「前の職場」で有村架純に雰囲気が似ている教え子がいた。顔が似ているとかそういうわけではなく、おっちょこちょいの感じやおっとりした感じ、それでいてめげない感じなどが、よく似ていたのである。だから有村架純を見るたびに、その教え子のことを思い出す。
そんなことはともかく。
「石子と羽男」のことが好きすぎた娘は、ドラマが終わったことにひどくショックを受け、番組宛てに手紙を書くことにした。娘はひらがながようやく読めるようになった程度で、少しずつ書けるようにはなっているのだが、それでも、書いたものを実際に読んでみると、ほとんど暗号の世界である。
たとえば、「ん」は「W」のように書く。「も」は鏡文字のように書いたり、「は」は、左側にある縦棒が右側に来たりする。慣れてくると、何が書いてあるかなんとなくわかる、という程度である。
しかし娘は手紙を書きたくて仕方ないらしく、「石子」(有村架純)、「羽男」(中村倫也)「石子の父」(さだまさし)「大庭さん」(赤楚衛二)の4人に充てて、それぞれ手紙を書いた。そしてその手紙の裏には、それぞれの人の似顔絵を付けたのである。もちろん、娘の書いた文字をそのまま送ったのでは、何と書いてあるかわからないから、その下に、大人が翻刻したものをつけた。
せっかく書いたのだから、このままにしておくのはもったいない。封筒に宛先を書いて、TBSの「石子と羽男」係に送った。そもそも終わってしまったドラマ宛に送って、無事に受け取ってくれるのかどうか、わからない。
それでも、手紙を書くことはいいことである。これに味をしめて、どんどん手紙を書いてくれるといいと思う。もっとも、熱しやすく冷めやすいのが娘の性格なので、どうなるかはわからない。
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