かばんと折りたたみ傘を買いに行く
10月15日(土)
通勤で持ち歩いているかばん(リュックサック?デイパック?)と、折りたたみ傘が壊れたので、一番近い繁華街まで買いに行くことにした。
いままで使ったリュックは、BEAMSというブランドで、アウトレットモールで買ったものである。けっこう気に入っていたので、こんども同じBEAMSのものにしようと思って、自宅から一番近いBEAMSの店に行ったら、ちょっと高級感があふれているのと、おしゃれな若者が集まっていて、ポンコツおじさんには入りにくい。それでも意を決して店の中に入り、リュックを物色するのだが、値段が書いておらず、どうやら「オブジェ」として置かれているものらしい。値段が書いていないということは、相当高価なものなのだな、とあきらめて、店を出た。
結局、別のかばん屋さんで、自分の好みに合うリュックを見つけた。同じ店には、折りたたみ傘も売っていた。最近は、いろいろなタイプの傘があって判断に迷う。僕の希望は、「できるだけ軽量」「開いたときにできるだけ大きい傘」の2点である。
一つ変わった折りたたみ傘を見つけた。開くと、傘の後ろ側が伸びて、リュックサックを背負っていても濡れない、というものである。ふだん、リュックを背負っている身としては、かなり便利かも知れないと一瞬思ったが、実際に傘を差しているモデルの写真を見ると、なんとなく間抜けな姿にみえて、あきらめ、一般的な折りたたみ傘にした。
そうこうしているうちに夕方になった。今日は、同じ保育園に通っている娘のお友達のご両親と、飲み会なのである。こういうのをママ友とかパパ友っていうの?でもはじめて話すのだから友だちというわけではない。
うちの娘とそのご両親のお嬢さんは、ふだんからとても仲がよいみたいで、一度親子同士で揃って会食をしたかったらしい。こっちはなんとなくはぐらかしていたのだが、あちらのご両親の熱心なアプローチに押されて実現と相成ったのである。
娘が保育園に通い出して4年間、ママ友やパパ友といえる人は1人もいないので、こういうとき、どういう会話をしていいか、わからない。
しかも、向こうの両親は2人とも理系で体育会系で社交的だし、こっちはガッチガチの文系で文化系で引きこもり系である。なかなか話題が合わない。
それでも向こうは気を使って、自分たちの素性やさまざまな話題を提供してくれる。しかしこっちはなかなかの秘密主義なので、自分の素性を明かすタイミングを逸してしまう。
向こうのパパが大谷翔平のことが好きすぎる、という話題を振ってくれた。大谷翔平だったら、さすがに共通の話題になるだろうと思ったのだろう。しかし僕は、そもそも野球にまったく興味がないし、大谷翔平がすごい選手だということだけはわかるが、具体的なデータを持ち合わせているわけでもない。困ったあげく、
「大谷選手は、人格者ですね」
とか、
「たしか、岩手の高校でしたよね」
くらいしか反応できなかった。
そんなこんなで、気がついてみると3時間が経っていた。打てど響かぬ僕たちに、あちらのご両親は不満だったかも知れないが、3時間も続いたということは、それなりに楽しんだのだろうか。もともと社交的な人というのは、話題が合わなくても、こちらがあまり素性を明かさなくても、それなりに楽しむ術を身につけているのかも知れない。だからこそ社交的なのだろう。
「こんどはいっしょにお泊まりしようね」
と、その両親は娘たちに語りかけていたが、はたしてどうなるか。
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