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新大阪再会

11月20日(日)

明日は午前から関西で用務があるので、日曜日に用務先と同じ市内に前泊することになった。

いま大阪府内に住んでいる高校時代の友人・コバヤシに連絡をとってみたところ、せっかく日曜日に関西方面に来るなら、会おうということになった。たしかに、平日に関西に滞在しても、コバヤシは仕事なので会うことは難しい。

コバヤシと会うのは何年ぶりかと調べてみると、2018年6月に生まれたばかりの娘の顔を見にわが家にやってきて以来だと思うから、4年半ぶりくらいである。

問題は、どこで会うか、である。

僕が滞在する用務先と、コバヤシの住んでいるところとでは、同じ関西といっても、ちょっと離れている。最初はその中間くらいの場所を指定されたのだが、新幹線から降りて、在来線に乗り換えて途中下車して、また用務先のホテルに向かうというのは、荷物も重いし、かなりしんどい。かといって、いっぺん用務先のホテルにチェックインして、そこから在来線で30分以上かけて移動するというのも、これまたしんどい。加えて、昨日の土曜日はひどく具合が悪くて、コバヤシに会う体力が残っているか心配になった。

何かいい方法はないものか、と調べてみると、1日に4本だけ、新大阪駅から用務先のホテルの最寄りの駅まで直通の電車が走っていることがわかった。これならば、新幹線を降りて在来線に乗り換えて途中下車する、という手間が省ける。新幹線を降りて新大阪駅で会えば、そのままその在来線の直通電車に乗って用務先の最寄りのホテルまで直行できる、というわけである。

ということで、新大阪で待ち合わせて会うことにした。

約3時間、ああでもない、こうでもない、と話をしたのだが、とくに来年開催予定のイベントの準備で大変だ、という話をすると、コバヤシは大笑いしながら、

「人間というものはいくつになっても変わらないものだな。おまえを見ているとつくづくそう思う」

と、いつもと同様の結論を繰り返した。面白そうだと思って自分が言い出した企画を実現しようとして、最終的にはそのことに苦しめられる、というのが、高校時代からの僕の性分のようだ。

いろいろと話してくうちに、僕自身は何の趣味もないのだが、趣味人、それも「知られざる趣味人」に出会うのが好きなのだ、ということが自分でもわかってきた。

「だから俺とつきあいが続いているんだな」とコバヤシ。

たしかにそうだ。趣味人のコバヤシは、いままで僕の知らない趣味をいろいろと教えてくれた。

コバヤシとは、性格も、趣味嗜好も、おそらくは思想信条も、かなり異なるのだが、それでも長続きしているのは、そういうことなのだろう。

「最近は、みんなで集まることよりも、会いたい人に会いに行く、という方がおもしろくってね」

「終活みたいなこと言うなよ」

50歳を過ぎたら、若い頃に張り巡らされた人生の伏線の回収がはじまる。あながち終活という言葉も、間違ってはいない。

もちろん、「また会おう」と言って別れた。

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